Top
フレンチ・フィルム・ノワール
”フレンチ・フィルム・ノワール”
直訳すれば”黒いフランス映画”となる。

これは、かつてフランスが得意としていた
犯罪映画、ギャング映画の総称だ。

ただ、ギャング映画が全てが
フレンチ・フィルム・ノワールかと言うと、
そうでは無い。

虚無的、悲観的な雰囲気の中に
男同士の友情と裏切りを
描いた作品を指している。

さて、ごく最近見た映画
「マルセイユの決着」は
昔懐かしいフレンチ・フィルム・ノワールだ。
c0135543_1561695.jpg

更に言ってしまうと
この映画は1966年に作られた
「ギャング」のリメイク作品である。
c0135543_15561.jpg

このように、邦題は異なっているが
フランス語のオリジナルタイトルは
両作品とも”LE DEUXIEME SOUFFLE”である。

英語では"The Second Wind”と訳されており
直訳すれば”第二の風”になる。





ギャング映画に「第二の風」
どういうことだろう???

実は"LE DEUXIEME SOUFFLE”とは
ギャング仲間の隠語で、
”脱獄してもう一仕事して
一旗あげる”事を意味している。

そして、日本語の題名で面白いのは
「マルセイユの決着」の
決着を”おとしまえ”と読ませていることだ。

これはかつてのフレンチ・フィルム・ノワールの傑作
「現金(げんなま)に手を出すな!」
あるいは「筋金(ヤキ)を入れろ!」と同じ手法。

これはオールド映画ファンにとっては
在りし日を思い起こす事で
なかなか気の利いたアイデアだと思う。

肝心の映画の質だが
2時間半を越える大作だが
全く飽きさせない。

その最大の理由は
二人の主演男優と女優にある。

主演の初老大物ギャング、ギュに扮するは
今やフランスで最も脂の乗った
ダニエル・オートゥイユ、。
c0135543_157534.jpg

時として、あのジャン・ギャバンを思い出させる
存在感は天下一品!!

オリジナル作品「ギャング」の
リノ・ヴァンチュラを上回る適役だろう。
c0135543_1575263.jpg

ギュに思いを寄せる
クラブのマダムに扮するは
”イタリアの宝石”、モニカ・ベルッチ。
c0135543_158532.jpg

44歳にして自慢の黒髪をダーティ・ブロンドに染め
汚れ役に徹するも
その宝石は今も光り輝いている。
c0135543_1591948.jpg

フレンチ・フィルム・ノワールを懐かしく思う方には
堪らない作品だ。

見終わった後に
小さなバーの片隅で
一杯やりたくなること必至である。
[PR]
by shige_keura | 2009-01-19 16:39 | | Comments(0)
<< とんがれ、とんがれ!!! どっちがマトモ? >>



2007年9月末にこちらに引っ越してきました。
→過去のブログを見る


ホームページ 



LINK 

カテゴリ
全体



スポーツ
その他
LINK
トリップアドバイザーにお勧めブログとして認定されました。金沢 ホテル
旅行口コミ情報
最新のコメント
懐かしい名前を拝見いたし..
by モモタロウ at 17:42
↑恥ずかしいからそういう..
by Hiraoka at 17:45
試合はブチ切れるし、判定..
by shige_keura at 09:36
コメント有難うございまし..
by shige_keura at 18:00
全話をチェックした訳では..
by 通りすがり at 16:23
以前の記事
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
more...
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

LINK FREE

このブログの写真・テキストの無断使用はお断りします。

(c) 2007 shige_keura. All rights reserved.