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一枚の絵とモデル
この画像の絵は
我が家のリビングに
25年に渡り飾られている。
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その間7度の引越し。

家は代わろうと
周りの景色は変化しようと
家の住人は年をとろうとも
リビングには常にこの絵がある。

実は、この絵は
私の人生において最初に買ったものだ。

時は1984年、
場所はブラッセルだ。

当時、勤務先の事務所が入っていたビル、
その1階のギャラリーで買った絵だ。

ギャラリーというものは
余り客は入っていないのが常である。

そして、ここも四六時中、
閑散としていた。

だから、この絵も
ブラッセルに住んだ3年半
買い手もなくギャラリーに
飾られたままだった。

ただ、最初見たときから
なんだか心に残る印象的な絵だった。

そして、1984年、
思っても見なかったミラノへの引越し!

そこで、ブラッセルの記念にと
この絵を買うこととした。

但し、恥ずかしながら
いざ買うときまで
この絵、正確にはリトグラフが
レオナール・フジタ(藤田嗣治)のものとは知らなかった。

だから、リトグラフとは言え
当時の私にとっては
思い切った買い物となってしまった。

ところが、娘達に
この絵は受けなかった。

母親の曲げている首が長すぎて
気持ちが悪い、というのだ。

確かに、言われてみればそうである。




時は飛んで今年の1月
上野の森美術館。
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そこでは”幻の連作一挙初公開”を謳い文句に
レオナール・フジタ展が行われていた。

フジタといえば
独特の乳白色の覆われた
優美な裸婦と
独特の猫目をした女性が有名だ。

何しろ、フジタの言によれば
女性に尻尾をつければ
猫になると言っていたのだから。

さて、有名な画家には
それぞれお気に入りのモデルが存在する。

フジタの場合、
第一がキキ・ドゥ・モンパルナスである。
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彼女については謎めいた所が多く
多くは伝えられていない。

ただ、当時の画家の間で
彼女の存在は知らぬ人がないほど
有名かつ人気のモデルであったことは確かだ。

続くは彼が生涯娶った5人の奥方の内の二人
マドレーヌとユキになる。
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今回、フジタの多くの傑作を観察し
家に飾られている絵の中のモデルが
キキ・ドゥ・モンパルナスとマドレーヌであると
思い込むこととした。
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勿論、似ていることもあるが
そうすることによって
今まで以上に
この絵に対する愛着が涌いて来るからだ。
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by shige_keura | 2009-01-23 11:14 | | Comments(0)
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