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旬の味
三省堂国語辞典で
”旬”をひいてみる。

そこには二つの意味が記されている。

1.魚や野菜などの一番味が良い時
2.いい時期

最近は温暖化の影響、
或いは人工栽培、養殖技術の進歩等で
”これぞこの季節”といった
いわゆる”旬”の味が
少なくなってきている。

なかで、先日自ら摘んで食した
”蕗の薹”に旬の味と共に
萌え出る春の生命を感じた。
旬の味_c0135543_18433924.jpg

そのとき同時に思ったのは
数少なくなっている旬の味、
例えば”タラの芽”の天麩羅が
無性に食べたくなった事だった。
旬の味_c0135543_21134239.jpg




その一念が神に通じたのか?

”タラの芽”の天麩羅を食す会に
誘われた。

これだけでも羽が生えたように飛んでいくのだが
この”食す会”の趣向は
それだけではなかった。

丁度”タラの芽”に合わせるかのように
琵琶湖の”稚鮎”が届いたという。
旬の味_c0135543_18443594.jpg

まさに、千載一遇!
”盆と正月”が一緒に
来たようなものだ。

その日は、朝からの目標はただひとつ、
”稚鮎”と”タラの芽”に向って
胃袋の節制にあい努めた。

当日の画像の出来は余りよくない。

              (珍味、”鮒ずし”で軽く一杯)
旬の味_c0135543_18453153.jpg

何故ならば、天麩羅を美味しく食べるには
時間をおいてはいけない。
旬の味_c0135543_18462115.jpg

ジックリと写真を撮る時間は無いのだ。

               (タラの芽、登場)
旬の味_c0135543_18472990.jpg


旬の味_c0135543_18514017.jpg

人が感じる味覚の中で
”苦味”を美味しく感ずる食材は少ない。

               (稚鮎)
旬の味_c0135543_18525970.jpg

その数少ない
美味しい苦味の代表格
”稚鮎”と”タラの芽”を
心ゆくまで味わった。

菊正の”ぬる燗”も結構、結構!
辛口で冷えた白ワイン、
これまた、”乙なもの”。
               (白魚)
旬の味_c0135543_18542862.jpg

幸せ一杯の帰りみち、
満月の夜に桜がハラハラと・・・・・・

時、4月10日、
忘れられぬ春の宵となった。
旬の味_c0135543_1030584.jpg

by shige_keura | 2009-04-17 09:40 |
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