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思いでのプロ野球選手 -21- (その2)
当時の浪華商業には
尾崎をはじめ大塚、大熊、住友等
後にプロで活躍した逸材が揃っていた。

そのなかで、高田さんは1年生ながら
レギュラーとしてレフトを守って
先発出場していた。

試合は1回から動いた。

1回裏、法政二高の攻撃
1塁ランナーは
エースにして、俊足の柴田。

次打者とのヒットエンドラン成功!
打球は高田さんの前に転がった。

ランナー柴田は俊足をかって
早くも3塁近くに到達していた。

そのため、高田さんは
ボールを2塁に返した。

その山なりの返球を見た柴田は
一挙に3塁を回ってホームイン!

法政二高は高田さんの
緩慢なプレーを衝き
先取点を制したのである。

高田さんにとってはまさに屈辱、
これが名手を生む第一歩となったのだ。

たとえヒットエンドランであっても
ランナー1塁、レフト前ヒットで
1点を奪われてしまったのだから!





学生時代、私は足繁く
神宮球場に足を運んだ。

その歴史の中で
試合前の守備練習で
目を引いた選手が二人いた。

一人は立教の長嶋茂雄、
もう一人が明治で
当時センターを守っていた
高田繁さんである。

なにしろ高田さんの場合は
フライが上がるやいなや
スタートして捕球するまで
まさに寸分乱れぬ姿勢が美しく
まるで無駄がなかった。

さらに捕球してからの
矢の様な返球は
胸のすく思いがした。

高田さんは1年秋からレギュラー
7季連続ベストナイン
通算127安打は
今でも六大学新記録!

通算打率0.331、48盗塁、
まさに三拍子揃った
神宮の花形スターだった。

しかし、高田さんからは
そのような大スターの雰囲気は感じられない。

奢らず、控えめでありながら暗くは無い、
むしろ涼やかで笑顔は明るい。

浪商、明治と言えば
硬派一筋、一触触発の火薬庫の如しである。

しかし、高田さんからは
燃えるイメージは全く感じられない。

どちらかと言えば
慶應タイプでスマートでそつが無い。

なにしろ情熱家で鉄拳制裁で有名な
島岡監督が一度も殴った事が無い
数少ない選手だった。

さらに、この島岡監督が
腰を抜かさんばかりに
驚いた事があった。

それについては明日に続く、
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by shige_keura | 2009-05-20 13:46 | スポーツ | Comments(0)
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