東京は桜の季節は既に過ぎ
今は新緑が目に映えて 1年で最も気持ちの良い時だ。 この若葉、青葉の季節、 必ず話題になる旬の食材と言えば これは”鰹”に決まっている。 目には青葉、山ホトトギス・・・・、である。 江戸時代、 鰹は庶民の口からは 程遠い存在だった。 「女房を質に入れても 初鰹が喰いてーー」 現代では、セクハラ発言で御用となるが、 鰹の半身が5-6万円相当というのだから 滅多に口には出来ぬ 高値の花の存在だった。 それが、例えば 渋谷の”フードショー”に行ってみよう。 店の一角には所狭しとばかり 鰹が並び 庶民には頼もしい存在となっている。 では、この鰹 好きかと問われれば? 実はそれほどではないのだ。 鰹独特の生臭さが苦手であり 柔らかな、締りの無いとも言える 身の食感もイマイチに感じるのだ。 しかし、この季節、 一回は青葉の主役を 味わうべきなのだろう。 今日は、日経の”プラス1”に出ていた ”カツオのたたき中華風”に挑戦だ。 しかし、この料理 挑戦と意気込むほどのものではない。 材料は、鰹の他には これまた旬の食材の新タマネギ、 あとは万能ネギがありさえすればよい。 盛り付けたのち、 上から掛けまわすタレの中身は 次の通りだ。 生姜一片をすりおろす。 あとは、好みで 豆板醤、醤油、味醂、お酢、 そして胡麻油を調合する。 いとも簡単であるが 新タマネギが鰹の生臭さを消し 更に豆板醤を使うことで この料理のインパクトが増してくる。 こうなったら日本酒の出番だぜ。 キリットした冷酒 或いはマッタリとした常温で 季節の味を楽しもう。
by shige_keura
| 2009-05-04 13:49
| 食
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