Top
水入り、二番後・・・引き分け預かり
気がつけば、大相撲夏場所は
早くも中日を過ぎている。

見るとはなしに見る程度の大相撲、
昔と違って勝負が早い。

たまに1分を超える相撲となると
両力士汗だくとなり
肩で息をしている。

体力の消耗度合いは
明らかに現代力士の方が顕著である。

つまり、力士の大型化は進んでいるが
基礎体力は
昔の力士の方がずっと強かったようだ。

昔は、よく水入りの大熱戦が見られたし
稀に二番後取り直しの一番も見受けられた。

大相撲の歴史を遡ると
最後の二番後取り直しがあったのが
平成13年の夏場所。

武双山と琴三喜の取り組みだった。

更に、昭和49年に遡ると
三重ノ海と二子岳の取り組みで
二番後取り直しでも決着がつかず
結局は引き分けとなった。

このとき要した時間が10分40秒!

今の力士は
息も絶え絶えとなるだろう。

しかし、こんな事で
驚いてはいけない。

昔はもっと凄い取り組みがあった。




その大一番は
昭和30年秋場所11日目に起こった。

取り組みに要した時間は
合計17分15秒!

この空前絶後の一番を
私はラジオで聞いていた。

対戦した両力士は
千代ノ山と初代若乃花。

当時千代ノ山は私の
大の贔屓力士だた。

筋骨隆々の身体に
似つかわしくない優しい目が
子供心を引きつけたのだろう。

余談だが、
彼は角界きっての手練れた筆の使い手!
多くの書や絵を残している。
c0135543_9192857.jpg

それらを見ると
千代ノ山の繊細な心根が
窺えられるようだ。
c0135543_923762.jpg

大一番に戻ろう。

千代ノ山の強烈な突っ張りを
若乃花が凌ぎ四つになるが
千代十分の右四つのため
若乃花得意の投げ技が封じられた。

千代再三の上手投げを
若乃花が強靭な足腰で防ぐ。

そのまま水が入って再開するも
こう着状態で二番後取り直し。

再開の一番、
又も千代の猛烈な突っ張り、
しかし若乃花が土俵際でこらえて
四つに組みとめる。

あとは千代の寄り
若乃花の投げも
決定的とはならぬまま水入りとなった。

取り組み時間は
既に17分を超えている。

検査役協議の結果
引き分け預かりとなった。

               (二番後取り直しで水入りのときの様子、
                両力士よりも行司の疲れきった様子が印象的)
c0135543_9164617.jpg

そのとき、ラジオのアナウンスは、こう伝えていた。
「若乃花はまだ取りたがっていますが
 千代ノ山はここで止めたいようです」

何故か、千代ノ山が傷つけられているようで
口惜しい思いをした事を覚えている。
[PR]
by shige_keura | 2009-05-18 08:53 | スポーツ | Comments(0)
<< 思いでのプロ野球選手 -21-... 炊飯器の中から??? >>



2007年9月末にこちらに引っ越してきました。
→過去のブログを見る


ホームページ 



LINK 

カテゴリ
全体



スポーツ
その他
LINK
トリップアドバイザーにお勧めブログとして認定されました。金沢 ホテル
旅行口コミ情報
最新のコメント
懐かしい名前を拝見いたし..
by モモタロウ at 17:42
↑恥ずかしいからそういう..
by Hiraoka at 17:45
試合はブチ切れるし、判定..
by shige_keura at 09:36
コメント有難うございまし..
by shige_keura at 18:00
全話をチェックした訳では..
by 通りすがり at 16:23
以前の記事
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
more...
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

LINK FREE

このブログの写真・テキストの無断使用はお断りします。

(c) 2007 shige_keura. All rights reserved.