ホットドッグとハンバーガー
共にアメリカを代表する食べものだが 歴史的にどちらが古いかとなると これはホットドッグに軍配が上がる。 では最初にホットドッグの 歴史、成り立ちを紹介しよう。 日本ではホットドッグと言うと 細長いパンに挟んだソーセージの事となる。 しかし、本家アメリカでの意味は少し違う。 本家では熱いフランクフルトソーセージを ホットドッグと言うのであって 最初はパンに挟んだものではなかった。 19世紀にフランクフルトソーセージが アメリカに入って行ったとき ソーセージの形が 犬のダッグスフントに似ている所から 先ずは”ダッグスフントソーセージ”と呼ばれた。 その後、略して”ドッグソーセージ”と呼ばれ その熱いものを”ホットドッグ”と言うようになった。 19世紀の後半に入り 野外遊園地のコニーアイランドで ホットドッグをパンに挟み込むようになり 瞬く間に全米に浸透していった。 余談だが、”Hotdogger”とは アメリカでは”有能だが自己顕示欲の強い人”を意味している。 それはソーセージが長いので パンからはみ出ていること、 即ち目立ちたがりに由来している。 ハンバーガーの歴史は ホットドッグに比べると新しい。 モンゴル遊牧民の好んだ”タルタルステーキ”が 欧州を経由して アメリカに入ってきたのが19世紀後半の事だ。 このとき、アメリカ人は これをハンブルグ風ステーキ、 即ちハンバーガーと名づけた。 だから、アメリカでハンバーガーと言うと 始まりはホットドッグ同様、 パンに挟んだものではなかった。 その後、20世紀初頭に 円形のパンに挟み込んだ 現在のハンバーガーが生まれ 第二次大戦前後から 急速に全米に広がって行った。 それでは、現在のアメリカ人 二つの国民食を年間どの位食べているのだろう? アメリカ人、一人当たりに換算すると ホットドッグは年間60本、 ハンバーガーは約160個食べていると言う。 これはハンバーガーが ホットドッグを圧倒している。 しかし、良く喰うなーーーー!!!!
by shige_keura
| 2009-06-10 09:15
| 食
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