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伝説の投球  -1-
数々のドラマを生み出してきたプロ野球。

中でも、最高の場面とされているのが
”江夏の21球”で知られる
日本シリーズ最終戦、
9回裏の攻防である。

時は1979年11月4日
場所は当時、近鉄バファローズの本拠地
大阪球場、
ここで日本シリーズの栄冠をかけた
第7戦が近鉄と広島の間で行われた。
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両軍を率いるは
近鉄が闘将、西本、
広島が知将、古葉、
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共に初の日本一を目指し
まなじりを決した戦いとなった。
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特に西本監督にとっては
格別な思いで臨んだ日本シリーズだった。

この年、近鉄は球団創立30年、
記念すべき年に
始めてパリーグのペナントを制した。

このとき、近鉄は12球団中
最も遅れてリーグ優勝を果たしたのだ。

               (近鉄30周年優勝を祝う乗車券)
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名将、闘将の西本にとっては
過去、大毎、阪急等で
6回のペナントレース制覇を経験している。

しかし、ペナントは握ったものの
過去の6回はいずれも
大洋、巨人に日本一の座を
阻まれてしまった。

なんとしても悲願の日本一!

西本監督の執念が実るか?
満天下の注目を浴びて
日本シリーズが始まった。

このシリーズは
第6戦を終わって
”内弁慶シリーズ”と呼ばれた如く
地元チームが勝ち星をあげてきていた。

その経緯は次の通りである。

第1戦  近鉄 5    広島 2  (大阪球場)
第2戦  近鉄 4    広島 0  (大阪球場)
第3戦  近鉄 2    広島 3  (広島球場)
第4戦  近鉄 3    広島 5  (広島球場)
第5戦  近鉄 0    広島 1  (広島球場)
第6戦  近鉄 6    広島 2  (大阪球場)

だから、第7戦が大阪球場開催なので
世間は圧倒的に近鉄勝利に乗っていた。

しかし、結果は広島が4-3の接戦をものにし
初の日本一の栄冠に輝いた。



ただ、この最終戦、もつれにもつれ
ゲームセットの声を聞くまで
勝利の女神がどちらのチームに微笑むのか
予断を許さぬ試合内容だった。

先行する広島、追う近鉄、
4-3と僅か1点のリードのまま
9回裏近鉄の攻撃に入った。
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そして、この回
近鉄は無死満塁という
願ってもないチャンスを迎えた。

試合の流れは
近鉄の同点、逆転に傾いていた。

しかしながら、結果は広島の逃げ切り!!

では、この試合で
大勢が広島に傾いたのは
どこにあったのか?

それは誰でもが言う、
1死満塁で江夏の投じた19球目、
即ちスクイズを外した
ウエストボールにあった。
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この一球が
反撃で押せ押せムードの近鉄の勢いを
削いでしまったのは衆目の一致するところである。
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では、この一球
江夏の咄嗟の判断で外したのか?
或いは彼の手元が狂ったのか?

漸く私は私なりの結論に到達したので
この歴史的な場面を
この際紐解いて見たいと思う。

さて、当事者の江夏さん自身はこう語っている。

「何度も言いますが
 あれは私の意志で外したのです」

それならば解答は出たも同然だ。

しかし、私は釈然とせぬ思いが残ったのだ。

それは、”何故に外したのか?
何が彼の意志を動かしたのか??”
これを江夏さんが黙して語らないからだ。

何故、江夏さんは語らないのであろうか?

それでは明日以降
私なりの推論に基づいた
謎解きを行って行きたい。
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by shige_keura | 2009-07-06 16:52 | スポーツ | Comments(0)
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