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悪役列伝
映画、舞台に活躍する俳優、
大別する呼び方として
よく言われるのが”善玉”、”悪玉”である。

この両者が上手くミックスされてこそ
良い作品が生まれてくる。

そして、時として
”善玉”よりも”悪玉”の方が
印象的な場合が多い。

又、素顔の”悪玉”は意外なほどの
良い人間である場合が多いと聞いている。

さて、今日のブログは
俳優ではなくプロ野球選手のお話だ。

日経のスポーツ面の連載
豊田泰光さんによる
「チェンジアップ」を
いつも楽しみに読ませてもらっている。

最新の記事(7月30日)も面白かったが
珍しく奥歯にものの挟まった言い方に感じた。

この記事の中で
豊田さんはプロ野球の世界での
悪役(”偽悪”と称している)の必要性を論じている。

彼は本年のペナントレース、
”巨人の逃げ切り危うし”の根拠として
中心が外様であり
悪役に徹しきれないが為に
チームが真に強くなれないとしている。

即ち、善人同士のいたわり合いは
傷の舐めあいとなり
敗戦に通じる、と評している。

ここまでは”確かに”と頷くのだが
この先がいつもの切れ味がなくなる。





どういうわけか?、豊田さんは
”偽悪”を積極的に推しているかと思うと
そうでは無いのだ。

彼は”偽悪”選手のチームへの貢献は計り知れぬが
”労多くして功少なし”の感あり
「おいそれと悪役になれ」とは勧められぬ、
と結論づけている。

しかし、豊田さんの最後の一文は
説得性を持って迫ってくる。

何故ならば、豊田さん自身が”偽悪”を演じ
そのために割を食った
実体験があるからだろう。

例えば豊田さんの
野球殿堂入りが不当に遅れたのも
”偽悪”としての”負の遺産”を
引きずっていた為ではないだろうか。

偽悪、悪役に共通するキーワードは
”反骨と意地”となるのだろうか。

だから、時として誤解され
チームのリーダー的な役割は
余り果たしていないと
評価されがちなのだ。

私の知る限りのプロ野球の歴史のなか、
悪役ベストテンを
思いのままにあげてみよう。

確かにその顔ぶれは
高い実績の割りに
低い評価を受けているといった
共通点が見出せるのではないか?

プロ野球偽悪、悪役ベストテン(順不同)

藤村富美男
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金田正一
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別所毅彦
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江夏豊
豊田泰光
張本勲
江藤慎一
青田昇
杉下茂
土橋正幸

豊田さんが積極的に
”偽悪”を勧めていないのも
理解できるような気がする。

しかし、巨人に限らず
個性的な悪役が見当たらないのは
一抹の寂しさを感じてしまう。
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by shige_keura | 2009-08-01 17:24 | スポーツ | Comments(0)
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