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粘りの中の懐かしい名前
凄まじい粘りだった。

高校野球夏の大会、
決勝戦で見せた
日本文理の9回裏の反撃である。

点差は10-4の6点差
2死無走者、
この絶望的な状況から
連打で1点差の10対9、
さしもの古豪中京も浮き足たった。

最後の打者の痛烈な当たり
左右どちらかに50センチずれていたら・・・・

               (勝利インタビューで俯く中京の選手)
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だから、その瞬間、
勝者の中京に笑顔は無く
負けた日本文理に
爽やかな笑顔があった。

               (敗戦インタビューとは思えぬ爽やかな文理選手)
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この夏の大会
見た途端いっぺんに好きになったのが
日本文理の伊藤投手である。

彼の持つ130キロの速球は
今の高校では並のスピードだ。

しかしながら、100-110キロのチェンジアップを
巧みに織り交ぜた伊藤君の投球は
フォームも含め
PL、巨人で活躍した
桑田真澄の投球術を思わせるものがあった。
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更に、伊藤君のマウンド捌きが
実にすがすがしかった。

殊に、最近の高校生が見せる白い歯は
どこにもないことに
伊藤選手の潔さを感じた。
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どんな逆境でも一人で
淡々と投げぬく伊藤君、
そこには彼の持つ精神力の
強さが窺われた。





さて、日本文理のベンチ、
そこには久しぶりに聞く名前があった。

日本文理を率いる男、
大井道夫さんがその人だ。
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ただ、60台も半ばを過ぎ
小太りの体形に
その昔の面影は
何処にも見出す事は出来なかった。

彼は、今から50年前
私をテレビの前に釘付けにした男だった。

所も同じ甲子園
夏の大会の決勝戦の事だ。

当時、宇都宮工のエース大井さんは
西条高の金子投手と
延長15回の死闘を演じた男なのである。

そのときの大井さんは
紅顔の美少年にして
華奢でクレバーなサウスポーだった。

当時の高校野球では珍しい
目鼻立ちが整った
スマートな男だった。

大井さんは力尽きて
15回に6点を奪われ敗れ去ったのだが
宇都宮工に送られた拍手は
今日の日本文理に
優るとも劣らないものであった。

大井さんは早稲田でも
それなりに活躍したのだが
その後の消息は全く知らなかった。

それが、今年の白熱した決勝戦を演出した
監督になっていたとは・・・・・
c0135543_172525100.jpg

大井さんも野球が
好きで好きでしょうがない男なのだろう。

「全く信じられない粘りを見せてくれた!
 子供達は素晴らしい!!
 胸を張って新潟に帰ろう!!!」

インタビューで帽子を取った大井さん、
その頭は紛れも無く
半世紀の時の流れを物語っていた。
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by shige_keura | 2009-08-27 08:53 | スポーツ | Comments(0)
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