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初秋のみちのく (賽の河原にカラスが一羽)
国道4号線は
日本橋を基点にして青森市まで
全長742キロ、
日本で最も長い国道だ。

国道4号線を
青森から県道4号線へと入る。

4から4へと、
4をまっしぐら、
誰が言ったか、”死号線”!

落ち行く先は”恐山”、

地獄の釜から硫黄が立ちのぼる
日本有数の霊場だ。
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高野山、比叡山と並ぶ
日本三大霊場の恐山は
862年、天台宗の開祖、最澄の弟子
慈覚大師円仁によって開かれた。

寺の名前は恐山菩提寺だが
周囲の荒涼とした光景から
まさに恐山の名前が相応しい。

昔から下北地方では
「人は死ねば魂はお山(恐山)さ、いぐ(行く)」と
言い伝えられている。






さて、恐山は単独峰ではなく
宇曽利湖という名前の湖を
取り囲む山塊である。
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そして、この湖から流れ出す川、
正津川を別名”三途川”と言う。

今、バスは三途の川の橋を渡って
此岸(現世)から彼岸(あの世)へと
足を踏み入れた。
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山門をくぐると
ますます硫黄の臭いがきつくなった。
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荒涼とした溶岩の風景
誰が積んだのか
石の塔があちらこちらに。
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ここは賽の河原。
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親に先立って死んだ
親不孝の子供達が
苦を受けると信じられている場所、
即ち三途川の川原である。
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子供達が石を積み上げると
鬼が出てきて邪魔をするが
最後は地蔵菩薩に
救われるとの言い伝えがあるらしい。

小石を積み上げた塔と並んで
地蔵様が何体も
ひっそりと佇んでいる。
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その目はどこを見ているのか
哀しげである。
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ふと気がつくと
賽の河原に
カラスが一羽
動こうともせずにじっとしている。
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硫黄の立ち込めた
賽の河原には
何故かいち早く赤く染まった
木々が立ち並んでいる。
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その強烈な赤の色、
何故か血の色を思い起こさせる。
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風に乗って子供の声が聞こえる??
気のせいなのだろうか???

「ひとーつ、ふたーーつ・・・・」
賽の河原で涙を浮かべ
石を積み上げているのだろう。

今日は青空、
快晴だから良いのだが
これが小雨が降って
霧でも立ち込めていたら・・・・・
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想像するだに
不気味な景色である。

ともかく速やかにバスに乗り込んで
三途の川を渡り
現世に戻ろう。

やれやれ、漸く現世に立ち戻った。

我々一行、総勢32名
ところが帰りのバスでは
何回数えても
32名が33名になっていた????

ということはなかった。
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by shige_keura | 2009-10-02 13:26 | | Comments(0)
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