翌朝、森の小道、 しきりに下を見て 何かを探している孫の姿があった。 この季節、下を見て探しているもの、 それは栗である。 小道には今落ちたかのような栗が 沢山転がっている。 小粒ではあるが 艶々として美味しそうだ。 孫達はたやすく見つける事ができるので大喜び、 瞬く間に袋は秋の収穫で 一杯となった。 焼き栗にするか? 茹で栗にしようか?? さてさて、そろそろ 昼の仕度に取り掛からねばならない。 何故なら本日は昼から バーべキューでパーッといく為である。 白ワインの栓を抜く。 秋といえば秋刀魚の炭火焼と 合わせる為である。 ジュージューと煙が上がる。 お馴染みの秋刀魚の匂い、 お腹が本格的にお目覚めだ。 「秋刀魚はやはり目黒・・・・・・・、 じゃなかった、炭火焼が一番だ!」 冷えた白ワインが今や遅しと 待ちわびている。 欠食児童を絵に描いた孫達は 早くも茹で栗やサツマイモをがっついている。 さー、今度は 赤ワインの出番が近い。 ラムチョップが 今や煙を上げて 食べごろとなっている。 羊にはしっかりとした赤ワイン! 絶妙の取り合わせである。 時刻は3時、おやつの時間、 ダッチ・オーブン利用の 天津風甘栗の登場だ。 香ばしくて乙な味である。 下の孫は、急にランニングに精を出している。 大好きな食べ物が 夕食に控えているので 腹ごなしの積もりなのだろう。 さて、夕食の時間 二人の孫が鍋を挟んで 猛烈な”食のバトル”を繰り広げている。 これぞ、お気に入りの”チーズフォンデュ”。 大人が割ってはいる隙もあらばこそ 4人分がほぼ無くなってしまった。 「おい、ちょっと待て!! 早く爺も参加しないと 食べはぐれてしまいそうだ。 俺だって小腹は空いている」 そこで、登場したのが 西洋風、鶏の炊き込みご飯、 キノコとの相性抜群で 秋の彩るのに相応しい フィナーレとなった。 東京でのダイエットの必要性を 考えながらも お代わりをしている自分だった。
by shige_keura
| 2009-10-06 07:46
| 食
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