上の画像は、西新井大師、 足立区で最も人気のある観光スポットである。 たまたま舎人ライナーに最寄り駅があると聞き 1日券のフル活用の為にもと降り立った。 その最寄り駅の名前が”西新井大師西”、 声に出すと、”にしあらいだいしにし”、 何だか妙な名前ではないか。 例えば、西銀座西、西荻窪西、 西大井西、なる駅が有るとしたら 降りる人は迷ってしまうだろう。 「一体全体ここは何処じゃいな?」と、 それに加えて、語呂が悪い、 ”にしあらいだいしにし”、 舌を噛み切りそうである。 ただ、この駅から 目的地に向う途中 駅名の言わんとしていることが分った。 駅から西新井大師まで 優に20分以上歩かされるのである。 まさに正確を期す為の駅名、 それが”西新井大師西”だったのだ。 (まるで人気の無い西新井大師銀座) 日本人的真面目さを 表した駅名であるが 面白くもなんともない。 どうせなら、おふざけで 「近くて遠い西新井大師」とか 「散歩がてらに西新井大師」が良いようだが。 西新井大師は絶好の天気なれども 平日で閑散としており 人気の観光スポットが泣いていた。 (参道のお店もあがったり、 「天気は良いけど、人が来ないんじゃねーー」のぼやきも) (賢明なるかな、臨時休業を決め込む店も) なかで、ひとつだけ紹介したいのが この、塩地蔵。 画像の通り、地蔵様が塩まみれ。 何でも、その昔、この寺のお塩が 特に、疣とか腫れ物に効いたそうで 治癒のお返しにお地蔵様に 塩を倍返しした故事に倣ったものである。 帰りは日暮里の二つ手前の ”赤土小学校前”にて下車、 目的は”おぐぎんざ”を歩く為だ。 その昔、上野から東北、信越線に乗ると 直ぐ隣りに見えてくるのが尾久駅だった。 上野から余りにも近く 小さな小さな駅だから 見過ごしそうなものだが 何となく心に残った駅だった。 駅名は”おく”と読むのだが 正確な地名は”おぐ”と濁る。 ”おぐぎんざ”商店街 そこはまさに”三丁目の夕日”の世界だ。 昔ながらの商店街、 オデン、テンプラ、コロッケの 入り混じった匂いが漂っている。 熱々のコロッケを口に頬張りたい気持ちを 必死に押さえ商店街を抜けて行く。 何故ならば、日暮里の名代 ”羽二重団子”を美味しく食べる為なのだ。
by shige_keura
| 2009-11-12 08:57
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