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金沢、冬の表情(ブリ、お目覚め!)
春雷というが
わざわざ夏雷とは呼ばない。

つまり、お江戸では
雷と言えば夏のものであり
春の雷は珍しい、
ましてや冬に雷は縁がない。

しかし、ここ北陸では
雷は冬の風物詩なのだ。

突如、一天俄かにかき曇り
稲光が一閃したかとおもうと
傲然たる雷音が響き渡る。
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このような空模様が
11月下旬以降
金沢でも多く見られる。

冬の雷、
これを地元では”ブリ起し”と言う。







”ブリ起し”

即ち、海深く眠るが如く
静かにしていたブリが
雷の音に目覚め
活動を始める。

このときから
富山、石川では
ブリ漁が始まるのだ。
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12月から1月にかけての鰤、
これは大間の鮪どころではない。

これは私だけが言うのではない。

金沢の地で食べた誰もが
その味に驚嘆し
鮪のトロは食べずに
鰤に固執する。

鮪はいかに上等なものであっても
食べた後、口の中に
脂の匂いが残る。

一方の鰤にはそれがない。

では脂がのっていないのか?

とんでもない!!!

脂は十分にのってはいるが
それは鮪に比べ
数段、上品な味わいなのである。

毎年、季節の悪さにも係わらず
金沢訪問の目的は
ひとつに鰤を食す為なのだ。

何故ならば、12月、1月に鰤を食べた誰もが
他の季節の鰤は
物足りなく思えるからである。

今回もその目的は
十分に果たされた。

お鮨の名店”千取”で
刺身、鮨、塩焼き、
そして鰤大根、かぶら鮨と
鰤の味を満喫した。
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そして近江町市場から
鰤を直送し
帰宅後再び
北陸の味に酔いしれた。
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来年の冬も
雷が轟いて欲しいものだ。

                (鰤の腹トロ、大根おろしと山葵醤油で)
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                (刺身は若干厚めに)
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                (アラの部分を塩焼きで)
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by shige_keura | 2009-12-23 08:57 | | Comments(0)
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