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大田区、JR蒲田駅から程近く アロマ・スクエアにそびえたつ 高砂香料の本社である。 同社は現在日本最大の合成化学香料会社、 その世界シェアは6パーセントを超え 世界第5位の優良企業である。 今日から暫くは 高砂香料の創業者と 彼の不思議な縁について話を進めたいが、 先ずその前に ”香り”、”香料”とは何であろうか? ”香り”とは元をただせば ”煙り”なのである。 太古の昔、 人類は木を摺りあわせて 火をおこすことを覚えた。 そして、様々な木、草を燃すうちに 煙と共に得も言われぬ 香りが漂う事を知った。 人類は神秘的な香りを 天に立ち上る煙に乗せ 祈りをこめて神への捧げものとしたのである。 ”香り”はラテン語で”Perfumern” 英語では”Perfume”である。 この単語を分解すれば 香りは煙から発したものであることが おのずと分る。 即ち、”Per”は「・・・を通じて」 又は「・・・・より」であり、 ”Fume”はまさに”煙り”なのだ。 では、人類と香料の係わり合いについては 明日のブログに続けたい。
by shige_keura
| 2010-02-03 14:12
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