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変なアンケート
NHKテレビを見ていると
時々奇妙なアンケートにお目にかかる。

例えば、数年前から
飽くことなく繰り返されている
灰色政治家に対する
「説明責任を果たしたか?」
というのもそのひとつだ。

長く続いた自民党政権、
そして現在の民主党政権下、
政治家と”説明責任”は
今や、切っても切れない仲の様だ。

しかしながら、ひとたび、
限りなく黒に近いレッテルを貼られた人が
どのような説明をすれば
責任を果たしたと人は感じるのだろう?

大体、”説明責任”という言葉自体
少なくとも国語辞典には出てはいない。

この言葉は1960年代
アメリカで使われ始めた
”ACCOUNTABILITY”に由来するらしい。

その言葉の意味は
公共機関が国民に対して負う
会計上の公金使用説明義務を言う。

現在、日本でマスコミが使う意味は
政治家が自分の取った行動に対して
責任ある説明をすべき、ということだろうか?

私には分ったような
分らないような言葉、説明責任。

どのような説明がなされれば
”納得”となるのだろうか?

「私は責任を取って職を辞します」

こう言わない限りは
納得するには至らないだろう。

これは説明責任とは言わないのではいか?

よく分らない。




話は変わるが、9日の朝、NHKで
これまた奇妙なアンケートが
紹介されていた。

実施したのは
日本医療機構(?)、
その質問の内容は以下の通り。

「将来の医療保障制度に不安を持ちますか?」

よく、こんな愚問を聞けるものだ。

誰が今の世の中
一点の不安なしと答えるだろうか?

アンケートの結果解説が続く。

「前回より不安と答えている人が増え
 特に不安を持つ若者が増えている」

若者にとっては
未だ遠い将来の老後のこと、
混迷を増す現代に於いて
そりゃ不安感が増すのは
”当たり前田の”なんとかだ。

アンケートを実施するのも良いが
もう少しましな聞き方を考えてもらいたい。

更には聞きっぱなしでは行けない。

責任ある組織としてやるべきこと。

それは前回のアンケートを踏まえ
どのような措置を講じたのか、
その措置の効果判断、
そして、最新のアンケート結果を吟味して
どうすべきか自分たちの考えを示す事だ。

答えを貰って、ただまとめて発表、
こんな上っ面だけ流しているようなものは
仕事の内に入らない。

今のままでは時間と金の浪費、
キチンとアンケートを分析して説明をしなさい。

これを”説明責任”と言うのかな??
by shige_keura | 2010-02-17 14:26 | その他
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