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昨年12月のクリスマスパーティのとき わが家が用意したタンシチュウだ。 ブラッセルを皮切りに 足掛け16年にわたる欧州での生活 ここぞのときに食卓を賑わせたのが このタンシチュウだ。 当時、わが家の横綱と言えば 西(洋)のタンシチュウで 東(洋)のペキンダックだった。 天麩羅、鰻、焼き鳥の日本酒、 紹興酒のペキンダック、 そしてタンシチュウには赤ワイン。 これが私の最も好きな 食材とアルコールのコンビネーションだ。 しかしながら、 ここ数年,タンシチュウの出番が 以前に比べ少なくなった。 原因のひとつは アメリカ発、狂牛問題だ。 このときを境にして 店先から牛タンの姿が消えた たまに見かけるのは 和牛の牛タン 当然の事ながら 値段が馬鹿高い。 高いだけならまだしも シチュウにした場合、 柔らかさと、妙な脂っぽさが 舌に絡まり、美味しくない。 漸く、最近渋谷東急プラザで 豪州産冷凍牛タンが並ぶようになった。 グラム500円見当は その昔に比べると 3倍ほどの高さだ。 ただ、シチュウにするには最適であり クリスマスを始め特別な機会には 再び牛タンが食卓に上るようになったのだ。 たかが牛タン、されど牛タン その歴史も千変万化である。 先週、友人との寄り合いに このタンシチュウを用意した。 鍋ごと持参し 食べきれなかった残りを 有り難く持ち帰った。 これで翌日の夕食の楽しみが出来たぜ! なぜならば、残ったタンシチュウを スパゲッティとパルメジャーノチーズにあわせ ワインと一緒に楽しむ趣向が出来たからだ。 既に、料理は出来上がったも同然 楽チン、楽チン! ならば、赤ワインの用意も早めにだ。 パルメザンチーズの香り豊な シチュウソースのパスタを口に運ぶ。 続けて口に含む赤ワインが パスタの味を盛り上げる。 至福の一時とはこのことだ。 焼き肉屋の牛タンの塩焼き、 それと比べれば タンシチュウの味の奥深さは まさに月とスッポンである。
by shige_keura
| 2010-02-22 10:30
| 食
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