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原点は森 -4- (ハイタカと尺取虫)
セミナー最後の講演者は
景観デザイナーである槇島みどり氏である。

彼女は日本女子大、生物農芸を専攻し卒業した。
その後、都市園芸学、造園学、意匠学、色彩学等
暮らしと景観、植物の分野で
多岐に渡る研究を行っている。
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又、ハーブやスパイスを用いた
植物療法や園芸療法、
アロマテラピーの指導も行っている。

彼女は自分の研究柄
当然の事ながら
自然環境の大切さを強調していた。
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そのなかで面白い話しを紹介しよう。

ハイタカ、日本にも生息するオオタカ科の鳥、
鷹の中では最も小さく
羽を広げても30センチほどの大きさだ。
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しかし小さくとも猛禽類、
餌としてシジュウカラはじめとした小鳥を良く食べる。

ではハイタカは年間にどのぐらいの小鳥を食べているだろうか?

その数、700-800羽、
これだけの小鳥がたった1羽のハイタカの犠牲となっている。

次に小鳥達だって食事をするが
その主食は松等に生息する尺取虫だ。

それでは小鳥達は1羽平均
年間どの位の尺取虫を食べているのだろう?

正解は125,000匹、
小さな尺取虫とは言えども
小鳥達も相当な大食漢である。






ではこの論法で話しを進めよう。

次なる問いは
一体何匹の尺取虫が
1羽のハイタカ生存の為に必要なるのだろうか?

ここまで来るとご賢察どおり数字は桁外れ、
何と9,800万匹、一声1億匹の尺取虫が
1羽のハイタカ生存の為に必要となってくる。

そこで肝心かなめの問題が登場する。

それは1億匹の尺取虫が生存するには
どの程度の広さの森が必要なのだろうか?である。

答えは東京ドームの90個分
面積にして47,000㎡となるのだ。

東京ドームを1周したことがある人は分かるが
要する時間は早く歩いて5分はかかると見てよい。

と言うことは90個分のドームの広さを歩いたら
6時間以上は優にかかってしまう。

たった1羽のハイタカを養うのに
これだけ途方も無い広さの森林が必要となる。
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ハイタカの生息数は年々減少している。

その傾向は昨今の森の荒廃を見れば
当分の間続くだろうし
最悪の場合は絶滅に瀕するだろう。
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怖ろしいことには、脅威を受けるのはハイタカだけではなく
森林の減少で多くの種類の
動植物が生存の危険にさらされる。
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その因果がめぐり巡って
この世の最強の猛禽、人類に
いつ何時襲ってくるか分らないということだ。

もしも、その時がくれば
猛禽人類の空恐ろしいバトルが始まる。

これは大変だ!!!
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by shige_keura | 2010-06-01 09:47 | | Comments(0)
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