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頂上決戦   後編
1回の表裏は静かな立ち上がり、
これで試合は緊迫の投手戦と思われた2回
慶應の攻撃で波乱が訪れた。
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先頭の4番伊藤が
真っ芯に捉えるレフト前のヒット。

送りバント成功でランナー2塁、
ここでバッターはここまでリーグ戦ノーヒットの竹内。

江藤采配がズバリ的中する。

左打席から思い切りよくふられたバットから快音!

一直線に右翼フェンスに直撃する
タイムリーヒットとなり1点先取する。

思わぬクリーンヒット2本で動揺したか斉藤
続く12球はすべてボール、
早稲田応武監督としても
思っても見ないエースの乱調だ。

この間、ランナー3塁で
捕手のパスボールで1点が追加される。

このときの捕手の緩慢な動きは
予想外の展開で身体が金縛りにあってしまったのだろうか。

               (慶應先発で好投した竹内投手)
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3回から急遽登板の福井も
慶應の勢いを止めきれない。

5回、ランナーを1塁において
3番に入った山口が初球を思い切りよく叩くと
会心の当たりは歓喜のレフト側慶應応援席に吸い込まれた。




しかし、そこは早慶戦
早稲田も黙ってはいない。

5回の裏、漸く疲れの見え始めた
慶應、竹内投手を攻めて
タイムリーヒットで2点を返し4-2と
2点差に詰め寄って
リリーフエースの大石の投入である。

ところがところが
大石の立ち上がりを捉えた慶應
2死、1,2塁であの竹内が
センター前にクリーンヒット!

打球の強さから本塁はクロスプレーと思われたとき
何と返球を焦ったのかセンターが打球を後逸
思わぬ追加点2点が早稲田にのしかかってしまった。

応武監督として又も思っても見ない事態
ベンチ前で茫然と立ちすくすのみだった。

しかし、8回以降試合はもつれ始める。

8回慶應の山口のレフトへの飛球が
たまたま風が止んだ為にスタンドに届かない。

一方、その裏、早稲田の宇高の当たりは
フラフラと風に乗ってスタンドイン
6-4と2点差に早稲田は詰め寄って最終回を迎えた。

早稲田先頭打者の当たりは詰まりながらも
セカンドの頭を越えライト前に落ちる。

無死1塁、一発出れば同点だ。

終盤に何度となく早稲田の底力を見てきた者にとっては
夜道で後からヒタヒタと足音が迫ってくるような
不気味さを感じていた。

その不安を増幅するように
続く二人の打球は塀際まで伸びて行く。

あわやホームランで同点の当たりだった。

2死を迎えてはいたが
土壇場の形勢は早稲田に傾いていた。

「何かが起こりそうだ!
 胸騒ぎは膨らむ一方だった」

ここで、ベンチからゆっくりと江藤さんが出る。

               (大詰めのヤマ場、江藤監督ベンチを出て投手交代を決断)
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ピッチャー交代だ!!!

乾坤一擲!最後の勝負手だ!!

試合後の江藤さんの談話、
「あそこはホームランが出そうな予感がした」

その数分後、早稲田の打者の当たりはショートへのゴロ、
ランナーセカンド封殺でゲームセット
江藤さんの歓喜の胴上げが始まった。
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11季ぶり32度目の優勝!

三色旗が誇らしげに風になびく、
塾歌が厳かに嬉しげに流れる。
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”見よ、風に鳴る、我がーー旗をーーー
 新潮寄する暁のーーーーーー”

「この3試合での選手の成長は凄い。

 出来上がったプロと違い
 一緒にやってきたという嬉しさがある」

               (選手からウイニングボールを受け取る江藤監督)
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江藤さんの言葉通り
今回の早慶戦に限って言えば
慶應ナインにひたむきさを感じたし
早稲田ナインには一種のおごりが感じられた。

「早慶戦は下馬評が弱い方が勝つ」
いままでの格言がまさに現実となった。

しかし、塾出身の私にとってみれば
在学中も含めて最も興奮し、嬉しい早慶戦であった。

試合終了約30分後
我々の姿は当然の事ながら
銀座のライオンビアホールに見出すことが出来る。

嗄れた喉にビールがことのほか旨い!!!

慶應、優勝オメデトウ!!
そして素晴らしい試合を見せてくれた
慶應の選手一同、江藤さんに心から感謝する。
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”乾杯!!”


 
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by shige_keura | 2010-06-04 09:49 | スポーツ | Comments(3)
Commented by enzou at 2010-06-04 13:37 x
夢中で見てたので、記憶があやしいのですが、6回の竹内のセンターまえタイムリーは、2死1,2塁だったような気がするのですが?
当たりがよくて、2塁走者の生還はかなりきわどかった。
もしかして無得点でチェンジとなった?
記憶違いかな?
Commented by shige_keura at 2010-06-04 14:28
enzouさんコメント並びにご指摘有難うございました。
2死1,2塁が正解です。私の単純な書き間違いですので
訂正します。

あの時はコーチャーが廻していましたから際どいタイミング
アウトになってもおかしくない。ですから言われるとおり
慶應無得点に終わる公算大でしたね。
Commented by enzou at 2010-06-04 15:56 x
あの2点が決勝点、早稲田のセンターは一生言われるエラーを犯してしまいましたね。本当に気の毒でした。
名前は言わない
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