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「我が青春の女神たち」 -妖艶なる悪女ー
映画好きのご同輩諸氏ならば
誰にでも覚えがあるだろう。

映画館の席で銀幕の女神に出合ったことを。

まさに”暗闇でドッキリ!”の瞬間だ。

その女神は人によって異なるのは当然だ。

ある人の女神は清純派、
そしてある人は官能派、
そして貴婦人の女神にウットリする人もいれば
野性派の女神にのめりこむ人もいる。

そして、面白い事には
一人の女神では飽き足らず
次々と別の女神を求めて映画館に通う輩もいる。

何を隠そう、当時の私がそうだった。

今日から折に触れて
標題のもと、私の女神を顧みる事としよう。

初めて私が西洋の女優を意識したのが
1948年製作の「三銃士」を
麻布十番の映画館で見たときだから
恐らく小学校、5,6年生の時のことだろう。
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ジーン・ケリー扮するダルタニアンと
三銃士の活躍を期待して映画館に入ったのだが
途中、思っても見ない場面で
目がスクリーンに釘付けとなってしまった。
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それはフランス王妃追い落としを画策する
リシリュー卿の手先となった
悪賢い女、ミレディが登場した場面だった。

その頃は”妖艶”なる言葉は知らなかった私だが
ミレディに扮する女優の怪しげな魅力に参ってしまったのだ。

その頃、同時に好んで見ていた東映時代劇、
そこに登場するお姫様女優が子供に思えるほど
ミレディに扮した女優には大人の魅力があった。

               (ラナ・ターナー)
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彼女の名前はラナ・ターナー、
あまたの男性を翻弄し
男から男へと渡り歩く女性が悪女と言うのならば
彼女に匹敵する悪女女優は
エヴァ・ガードナーただ一人である。

               (エヴァ・ガードナー)
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この二人は長いハリウッドの歴史上
スキャンダル女王としての双璧に違いない。





ラナ・ターナーは1921年貧困家庭に生まれた。

10代の後半、偶々、ドラッグストアでソーダ水を飲んでいた時
その美貌が映画関係者の目に留まり
吼えるライオンでお馴染みのMGMに入社した。

端役でありながら彼女を一躍有名にさせたのが
強姦される若い女の役で
身体の線がはっきりと浮かぶ
タイトスカートとセーター姿で登場した時のことだ。
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観客はセクシーな彼女のセーター姿に興奮、
映画記者は「Sweater Girl」と命名した。

やがてこの言葉は
”胸のふくよかな女性”を表す意味として
辞書に登場する事となった。
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ラナ・ターナーは1941年、20歳の時
人気ミュージシャン、アーティ・ショーと結婚して以来、
生涯7回結婚して7回離婚を繰り返した。

その間、暗黒街の顔役と同棲中
彼女の娘が肉切り包丁で
彼を切り刻んで殺害する事件が勃発した。
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そのとき、ラナ・ターナーは
殺人幇助罪に問われる裁判沙汰となった。

一方、あの天下の美女、エリザベス・テーラーをして
”世界一の美女”と言わしめたのがエヴァ・ガードナーである。
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彼女は1942年、当時のドル箱スターミッキー・ルーニーと結婚するも
1年後離婚し、ラナ・ターナーと別れたアーティ・ショーと再婚した。

その後、結婚中でありながら
有名な実業家ハワード・ヒューズと
2年間の同棲生活の末別れることとなった。
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同時に、アーティー・ショーとの関係も清算し
1951年,大歌手、フランク・シナトラと結婚する。
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ところが、ところがこの結婚中
シナトラはラナ・ターナーとも関係を持っていたと言う。

更には複雑怪奇なことに
ある日シナトラが帰宅したとき
同じベッドにラナ・ターナーと
エヴァ・ガードナーが一緒に居たという。

ハリウッドが最もハリウッドらしい時代、
その中心で常にゴシップを賑わせたのが
”Sweater Girl”ことラナ・ターナーである。
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よりによってこんな悪女を
女優として最初に意識した私
一体全体どうなっているのだろう?
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by shige_keura | 2010-10-12 23:38 | | Comments(2)
Commented by enzou at 2010-10-21 15:44 x
久しぶりのコメントで失礼します。
これからの展開楽しみにしてます。
やはり、美女は遠い、あこがれの存在のほうがいいですね
Commented by shige_keura at 2010-10-21 21:45
enzouさん、久しぶりのご来店有難うございました。

今後、色々と出てまいりますよ、百花繚乱!
貴方好みのあの方もそのうちに顔を見せると思います。

昔の女優は本当に魅力的だった!!!
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