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メキシカン北京ダック
1980年代頃より
我が家の自慢料理の双璧が
北京ダックとタンシチュウだった。

海外赴任時の持ち寄りホームパーティ
この2品は何処でも大好評だった。

しかし、北京ダックを作らなくなって久しい、
一方、タンシチュウは時折作っているのに。

その最大の理由が
具を包む皮の製作に時間と工数がかかる為である。

それは、今年の8月、
山中湖畔での出来事だった。

娘が持参したトルティーヤに
ソーセージをくるんで食べた時のことだった。

トルティーヤとはメキシコをはじめ
中米地方特産の薄焼きパンで
当初はトウモロコシから作られていたが
最近は小麦粉のものが出回っている。

小麦粉のトルティーヤ、

この食感は北京ダックを包む皮にそっくりではないか!

これを使えば、あの面倒な皮作りの手間が省ける。

早速、トルティーヤを買い求め
続いて御馴染みの日進で
アメリカ産アヒルの片身、約400グラムを手に入れた。

本当はフランス産の方が美味しいのだが
生憎と今日は品切れではどうしようもない。
メキシカン北京ダック_c0135543_22275224.jpg

自家製、お手軽北京ダック奮戦記は
次の通りである。





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先ずはアヒルを解凍し
塩、山椒、酒をまぶし
フライパンで焼き上げていく。
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徐々にアヒルの皮が焼けはじめ
香ばしい香りが台所に漂い始める。

中まで火がほど良く通ったら
冷めぬうちに胡麻油と蜂蜜を塗り
暫くおいて置く。
メキシカン北京ダック_c0135543_22315398.jpg

その間、タレのミソと
肉と一緒に挟むネギとキュウリの繊切りを用意する。
メキシカン北京ダック_c0135543_22323680.jpg


メキシカン北京ダック_c0135543_2233437.jpg

中華鍋に油をタップリ目にいれ
150度程度でアヒルを入れ
オタマで油を特に皮の部分にかけまわし
パリッと仕上げていく。
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ここがカリッと、パリッと仕上がらぬと
折角の北京ダックが台無しだ。

ほど良く色づき、表面がパリッとしたら
油から引き揚げて
食べやすい大きさに切り揃える。
メキシカン北京ダック_c0135543_22341918.jpg

中華料理店の北京ダックは
時として皮だけしか食べさせぬが
肉も一緒に食べた方が断然美味しい。
メキシカン北京ダック_c0135543_22345891.jpg


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フライパンで温めたトルティーヤに
アヒル、ネギ、キュウリ、
そしてミソを塗り巻き込んでいく。
メキシカン北京ダック_c0135543_2236329.jpg

このへんから生唾が出てくる。

味のほうはどうか??

トルティーヤの方が若干厚めであり
一段とヴォリューム感があるが
これこそかつての我が家の自慢の味である。

もう1本、もう1本と手を伸ばす。

トルティーヤの皮がどんどん減っていく。

北京ダックを腹一杯食べられるのも
我が家だからこそである。

いやはや、食べた!食べた!!
by shige_keura | 2010-10-11 10:25 |
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