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秋の気配  -綺麗な花には・・・・-
この季節、一昔前には
様々な花が咲き、目を楽しませてくれた。

野菊をはじめ桔梗、リンドウ、
月見草、女郎花、撫子等々・・・・

ところが最近は花がめっきり少なくなって淋しい。

そんななか、道端、野原のアチコチに
目も鮮やかなブルーの花の姿が目立っている。
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さてさて、この花の名前をご存知か?

良く花の姿を見ていただきたい。
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烏帽子の形にそっくりであるところから
ついた名前がトリカブトである。
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美しい花だからといって
野に咲くトリカブトを根から抜いて
自宅の庭に植えるようなことは禁物だ。





トリカブトはキンポウゲ科の多年草、
植物の中では最も強い毒を持ち
その毒性は毒キノコの比ではない。

天然物としての毒性は
あの有名なフグの次に位置している。

厄介なのは解毒剤が全く無いこと、
耳かき一杯(0.2グラム)で
人間はコロッと死んでしまう。

古代ギリシャの植物誌のなかに
早くもトリカブトの毒性が紹介されている。
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古代ローマでは「継母の毒」と呼ばれていた。

それは夫の連れ子を殺す毒として用いられた為で
時の皇帝は栽培禁止令を出している。
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英語名は、”Wolfsbane”
中世ヨーロッパで狼を殺す毒に
用いられたことに因るものだ。

日本でもアイヌ民族が
かつて狩猟でトリカブトの毒矢を用い
矢が当った部分の肉を大きく切り取っていたとそうだ。

現代でも、トリカブト殺人事件は
周期的に起きており
かの三浦和義事件の時にも話題となった。

これほど悪名の高い花と知ってしまうと
見ているだけでも何となく
不気味な気持ちになってくる。

トリカブトの花言葉、
それは色々あるようだ。

「美しい輝き」、「騎士道」とすばらしい一方、
「後悔」、「復讐」、「厭世」、「敵意」と出て来る。
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怖い怖い花である。
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by shige_keura | 2010-10-27 08:34 | | Comments(0)
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