ラタトゥイユ(Ratatouille)、
フランス南部、プロバンス地方の避暑地、ニースを中心に 古くから伝わる野菜煮込み料理だ。 プロバンス地方は気候温暖にして太陽の恵みも豊か、 ならば、この地で採れる野菜の旨さは抜群! 欧州内ならば、フランスのプロバンスと イタリア南部、特にシチリア島が 野菜の美味しさでは双璧と言ってよいだろう。 ラタトゥユの野菜で必須はトマト、 それ以外はタマネギ、パプリカ、セロリ、ナス、ズッキーニ等を ちょっぴりニンニクを効かせて煮込んでいく。 温めて食べるのも良いが 夏の暑いとき、冷蔵庫で冷やしたラタトゥユを 堅めのパンに載せて食べるのも大変美味しい。 尚、ラタトゥイユの名前の由来は Touiller(かき混ぜる)と フランスでの軍隊言葉である Rata(ごった煮)が合わさったものである。 4月某日のお昼、 次女が孫を連れて所用でやってきた。 丁度、冷蔵庫には野菜各種が眠っている。 人数は3人、鍋一杯にラタトゥユを作り スパゲッティと合わせてみよう。 これは絶対に旨いに違いない! 先ずやるべきことは、 当たり前だが野菜をとにかく切っていく。 味だしにベーコンンも少々切りそろえる。 いやはや、目の前は見る見る間に 野菜がうずたかく積まれていった。 タマネギ、ピーマン、ナス、 ズッキーニ、ニンジン、そしてニンニク、 残念ながらセロリは無い。 ニンニク、タマネギ、ベーコンを先ずは炒め 頃あいで残りの野菜をすべて投入し 暫くは蒸し煮状態にして味を出す。 そこに、水煮のトマト、ひと缶を入れて煮込んでいく。 味付けは塩と胡椒にスープの素をヒトかけ。 野菜の煮込みの旨そうな香りが漂う中 スパゲッティも茹であがった。 皿に盛って、最後の決め手パルメザン・チーズをたっぷりと。 春は野菜が美味しくなる時期 まさに季節に相応しい一品である。 3人で370グラムのスパゲッティ 鍋に一杯のラタトゥイユがほぼ空になった。
by shige_keura
| 2011-04-26 08:36
| 食
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