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旧ユーゴを巡る -007最高傑作の舞台-
長い歴史を誇る洋画の中にあって
最高、最長の人気シリーズと言えば
誰もが007、ジェームズ・ボンドと言うだろう。
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このほど、新たな製作が危ぶまれていた
最新作、第23作目の撮影が開始されたとのこと、
多くの007ファンはホッとしたことだろう。

過去22作のボンド映画の中で
誰もが最高傑作と認めているのが
第2作目の「ロシアより愛をこめて」になる。

ただ、面白いのは日本で初公開された1963年、
その題名はオリジナルタイトルとは異なった
「007/危機一発」だった。
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本来ならば「危機一髪」となるところを
作品内容を吟味し、観客にアピールするために
「危機一発」としたあたりに
映画配給会社の洒落た智恵が窺える。

智恵者は丁度私が映画配給会社ユナイトで
アルバイトしていた時の宣伝部長、水野晴郎氏だった。

その甲斐あって、この作品は爆発的ヒットを記録し
007シリーズの人気を不動のものとした。
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この映画がシリーズ中最高傑作とされる理由は幾つもある。

先ずは、話の筋が複雑で奥が深いこと。

他の作品がボンド(英国情報部)対ソ連或いは悪の組織のように
敵味方の構造がが単純であるのに対して、
この映画はボンド(英国情報部)、東側(ソ連情報部)、
そして悪の組織(スぺクタ-)の三すくみの争いが展開される。

次にスぺクタ-の殺し屋に扮するロバート・ショ-が
シリーズ中、最高の手練で、冷酷無比であること。

更にはイタリアの美女、ダニエラ・ビアンキが
シリーズ最高のボンドガールとして
上品なお色気をふんだんに醸し出していること。
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そして、勿論ボンドに扮するのが
まさに極めつけ、ショーン・コネリーであること等々だ。

最後に忘れてならないのは
話の展開が当時の日本人にとっては
まさに憧れのエキゾチックな香り豊かな地域で繰り広げられていくことである。

発端の舞台が欧州とアジアの接点の場所に位置するイスタンブール、
そこからオリエント急行に乗ってベオグラードからザグレブへ、
その先で汽車を下りて、モーターボートでアドリア海を横切って
海の都、ヴェネチアで大団円を迎えるのだ。

その間、異国情緒たっぷりのイスタンブールのモスク、
豪華なオリエント急行列車内、
美しきアドリア海から陽光煌めくヴェネチアのサンマルコ広場等々
観客はスピーディな話と共に欧州の名所をたっぷりと味わう事が出来たのだ。





さて、今回の旧ユーゴの旅程には
007最高傑作の舞台となった場所の内
2か所を見て回ることが出来た。

ひとつは、言わずと知れたアドリア海、
もう一方は話の展開のカギとなったザグレブ駅である。

ザグレブは現在、クロアチアの首都、
人口200万を抱える大都市に相応しく
重厚な石造りのザグレブ駅は
幹線道路沿いにひと際、存在感を放っている。
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この駅で英国情報部員になりすました殺し屋が
ボンドに接近し彼を窮地に追い込んでいく。
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以降、オリエント急行内の大格闘を皮切りに
アドリア海、ヴェネチアへとアクション場面が展開していく。

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この町に滞在したのは僅か1日ではあったが
丁度、週末の土曜日、
ジューン・ブライドの姿もあちらこちらに見られ、
市内の公園ではストリート・アート、
民族舞踊コンテスト等、様々なエベントが行われ
花の季節を市民が満喫しているようだった。
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ボンドがモーターボートに飛びのってヴェネチアを目指したのは
丁度、我々が訪れたイストラ半島の辺り。
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               (イストラ半島、ロヴィ二の町で見かけたボンドガールズ)

ここで一息つくのも束の間、
アドリア海に浮かぶ島の背後から敵が襲ってくる。

一艘又一艘、多くの島の陰から
忽然と敵は姿を現し、ボンドの舟を包囲していく。
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最後は勿論、ボンドの機転で”危機一発”、
めでたくヴェネチアへ向かう事となる。
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アドリア海には1100以上もの多くの島が存在し、
沿岸から見ていてもその景観は複雑だ。
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更には石灰岩のむき出しの殺風景な島、
緑豊かな島等々、その表情も多彩である。
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その美しきアドリア海を見ながら
ショーン・コネリー、美女、ダニエラ・ビアンキに想いを馳せ
心地よく東ヨーロッパの沿岸の旅を続けていった。
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by shige_keura | 2011-06-23 16:51 | | Comments(0)
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