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年末恒例加賀紀行 -百万石の香りー
全国をあまねく歩き回ったわけではないが、
日本海側の二大都市と言えば、
新潟と金沢になるのではないだろうか。

両都市の比較で言えば、
規模的には劣ってるとは言え、
町が持つ豊かさ文化程度の高さでは
金沢が新潟に優っているように思える。

その最大の理由が
加賀百万石時代に築かれた
市民の誇りとエリート意識の高さによるものだろう。

関ヶ原で西軍に組みし敗戦を味わいながらも
徳川家康、江戸幕府を向こうに回し
したたかに栄華を維持し続けた加賀の国。
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今でも金沢の町には、
そこはかとなく百万石の香りが漂っている。
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ここは、武家屋敷の一角にある
壮大な薬問屋、旧中屋薬舗(現・老舗記念館)である。
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この問屋は17世紀初頭より漢方の御用達を務め、
今でも販売を続けている昆元丹(こんげんたん)は
当時世界的に有名な滋養強壮の三大秘薬だった。
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2階に上がると、そこには菓子で作った華やかな花々、
きらびやかな婚礼祝い目録等々、
百万石の栄華が偲ばれる。
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金沢には今でも、東、西、主計町(かずえまち)、
三か所に茶屋街が存在している。
               (東茶屋街)
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その昔、お稽古を終えた芸妓さん達の溜まり場となっていたのが
東茶屋街にある洋食屋の「自由軒」、
人気メニューがボリューム豊かな”牛カツ丼”だった。
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今でも、「昔のカツ丼」の名前で
一押しメニューとして健在だ。

さっと、お湯にくぐらせたキャベツと
胡瓜が敷きつめられた下から
カリッと揚がった柔らかな牛カツが顔をのぞかせる。
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ウースターソースで一口、二口、
「こりゃ、昔の芸妓さんも堪らんだろう」
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金沢での御遊びの特徴は
全国でも珍しい”御座敷太鼓”。

今でも、暮の忘年会季節には、
雪の舞う中、斜に傘をかざした芸者衆が通りを行きかい
待合の2階から太鼓の音が響いてくる。
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御茶屋さんに人目を偲んで通う為の
特別な細い裏道があるのも面白い。

例えば、主計町に隣接して神社が有り
旦那は神社にお参りしたその足で
脇の通称”暗闇坂”を下って
馴染みの芸妓に会いに行くのである。

念には念を入れて、
番傘で顔を隠して一目散、ってやつだ。

さて、現金沢の一等地、彦三町に店を構えているのが
普茶料理で有名な寿屋である。
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この家屋は元をただせば江戸末期から栄えた絹織物問屋、
2階の大広間は70畳以上もの広大な広さ、
今でも東、西のお茶屋さんから芸妓衆を呼び
御大尽遊びをする旦那衆が健在とのことだ。
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今回も昨年同様、
大きな蔵を改造したテーブル席個室を手配し
精進料理で2日間の食べ過ぎた胃袋を調節した。
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今年も加賀百万石を味わう旅を満喫した、
例え御座敷太鼓で遊ぶことは無かったとは言え。
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by shige_keura | 2012-01-07 09:04 | | Comments(0)
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