年々寒さが身に沁みるようになってきたが、
それにしても、今年の冬の寒さときたら!! 今晩は関東地方でも雪がちらつくとか・・・、 2,3日天気がぐづつき、 そのあとで、またまた寒波襲来!!! 「冬来たりなば春遠からじ」 今年の梅は何時が見ごろとなるのだろうか? こんな寒い晩の食事、 それは鍋ものをおいてない!! 「おでん」でもやって芯から温まろうじゃないか。 ところで、おでんは鍋ものなのか?否か?? 世間でも意見は割れているようだ。 鍋を使うと言う点では鍋ものだが、 しゃぶしゃぶ、すき焼き(牛鍋)、 鶏の水炊き、寄せ鍋等々とは一線を画しているのではないか。 その理由のひとつが 鍋物につきものの葉物が無いこと。 ふたつ目が、 他の鍋物の具は長時間鍋の中に留まらない、 一方、おでんは汁が沁み込むほどに旨くなる。 だから、おでんは鍋ものというより 煮ものと表現した方が良いのかもしれない。 そんな屁理屈こねてないで早く食べるとしよう。 ちょいと待て!! おでんが出てきたら 日本酒の顔を拝まねばならぬ。 焼酎、ビール、ウイスキー?? 駄目駄目、駄目です! ワイン、白ならば??? 冗談では無い、却下である。 お茶はどうですか??? 餓鬼んちょじゃないんだって!! 「へーへー、分かりやした、 でしたら、お酒は冷酒、冷や、お燗、 どれになさいます??」 「おー、いいこと言うね-、 冷酒と冷やの違い、ちゃんとわきめーてるんだ! 近頃、冷やって言うと冷酒持ってきやがる、 冷やってーのは常温の酒だっていうのによ」 「旦那、冷酒でしたら5種類ほどご用意してますが」 「なんでー、その5種類ってーのは?」 「とびっきり冷てーのが、みぞれ酒(0度)、 その先が、雪冷え(5度)、花冷え(10度)、 涼冷え(すずびえ、15度) 次が常温の冷やってことになりますんで」 「良くもまー、揃えていやがる、 しかし、こんな寒い晩だ、お燗だろうが」 「かしこまりましてございます ではお燗の用意をさせていただきますが どのくらいのお加減をお持ちしましょうか」 「どのくらいたって、ぬるめの燗よ!」 「当店の最もぬるめの燗が日向燗(30度)、 続いて、人肌燗(35度)、ぬる燗(40度)、 上燗(45度)、熱燗(50度)、飛び切り燗(55度)、 その上に、煮酒と揃えておりますが・・・・・」 「なんだか、めんどくせ―店に来ちまったな、 とりあえずビールじゃなかった、 手っとり早え、日向燗持ってきてもらって、 飲ってるあいだに、次はぬる燗でいこうじゃねーか」 影の声、「どうせ1本飲んじまえば あとは燗の程度なんか分かりっこねーよ」 てな訳で、今宵は、おでんをつつき、ちびちびと・・・・・
by shige_keura
| 2012-02-13 21:08
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