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映画の中の酒 -ボンドと言えば・・・(後篇)-
「カジノロワイヤル」でボンドが頼んだマティーニ、
その理由は本にも映画にも紹介されていない。

何故、ボンドはここまで細かく指定したのか?

全ては推論するしかないのだが
次のように考えれば、なるほど! と、合点がゆく。

作者はこんなことを頭に描いていたのではないだろうか。

イアン・フレミングがシリーズを執筆し始めた1953年、
背景には緊張高まる「米ソ冷戦」があった。

この環境が、007をはじめ
多くのスパイ小説を生み出していく。

G・グリーン、「ハバナの男」、
ル・カレ、「寒い国から帰ったスパイ」、
F・フォーサイス、「ジャッカルの日」等々、
枚挙にいとまがない。








ボンドは英国情報部所属、
殺しのライセンスを持つ男。
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敵の背後には常にロシアの影がちらついている。

難敵を倒すためのカジノの大勝負!!
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先ずはゲンを担ぐ意味でも、
英国製のゴードン・ジンを
ロシアのウオッカよりも多めに入れよう。
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ベルモットも普通のものではいけない、
ここは悪性マラリア(ロシア)を撃退すべく
強力特効薬、キナが入ったものにしよう。

これでボンドの闘志に火がついた。

しかし、ここで最後のレモンピ-ル登場がミソだ。
c0135543_9461439.jpg

即ち、オリーブの実に代わって
より爽やかで酸味のあるレモンピ-ルの効果で
ボンドは冷静さを保って大勝負に臨めるのだ。
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このように考えれば、
「Vesper Martini」誕生も頷けるのである。

やってくれるなー、イアン・フレミングさん。

それでは、「カジノロワイヤル」以降、
ボンドの頼むドライマティーニは、
何故「Vodka Martini, shaken not stirred」になったのか?

それは、単純明快!!
ロシアのウオッカを
砕いた氷とひっかきまわして
一息に飲み干してしまおう、
つまり、敵をひと飲みの意図なのだ。
               (5代目ボンド、ピアーズ・ブロスナン)
c0135543_9404927.jpg

但し、これが作者の意図であるのかどうか?
それは、保証の限りでは無い。
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by shige_keura | 2012-02-21 09:23 | | Comments(0)
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