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格差縮小
今日のテーマは貧富の差ではない。

スポーツの世界のことだ。

3月5日、午後11時過ぎ、
目の前の画面に映し出される光景に
我が目を疑った。

女子サッカー、アルガルべ・カップ、
日本対アメリカのグループ首位を決める戦いだ。

半年前のドイツ・ワールドカップ、
PK戦の結果、日本は奇蹟的勝利を得た。

しかし、延長を含む120分の戦い、日本は常に守勢、
重戦車アメリカに痛みつけられていた。

それを、何とかPK戦へと持ち込めたのは
至宝、澤選手の乾坤一擲の神技だった。

従って、日本がワールドカップで優勝しても
世界ランキングは第3位、
1位は不動のアメリカであることに
異を唱える人は居ない筈である。

それが、今回のアメリカ戦、
大黒柱、澤選手はピッチはおろか
ベンチにもその姿は見えなかった。

キックオフ、さー、アメリカ弩濤の攻撃が始まるぞ!!







ところが、ところが、まさか、まさか、
特に前半の30分は日本が対等以上に試合を進めている。

解説者の弾む声が流れてくる。

「日本は理想的なゲームの入り方です」

”なでしこ”は進化している。

それは、アメリカも戸惑うほどのレベルアップに違いない。

その中心に居たのが、
新たに主将となった宮間選手である。

彼女の足技は既に定評あるところだが
今回は主将としてチームを束ねていた。

名コンダクターのタクトに操られ
なでしこのパス回しは冴えに冴えた。

そして、新主将、伝家の宝刀が繰り出されたのが
試合終了まで10分を切った所だった。

敵ゴールに向かって左のコーナーから
彼女の右足から蹴りだされたボールは
素人の私が見てもハッキリわかるように
ゴールから遠くに切れていった。

野球で言えばシュート回転、
逆方向に向かうボールにアメリカは虚を突かれた。

ゴールを決めた高瀬選手のコメントが
相手の混乱を物語っている。

「(宮間選手のキックが)何となく来そうで
 バックステップしたら
 いつのまにかマークがずれた」

高瀬選手の動物的勘も凄いが、
敵を欺くキックを放った宮間選手は大したものだ。

アメリカとしては、守りを固めるために
ゴールに詰めようとするのは自然の流れだ。

ところが、ゴールに殺到する筈の敵が
一歩下がった。(バックステップした)

巧妙極まりぬコンビネーションが土壇場で生まれた。

アメリカの守備陣は攪乱され、
世界の守護神、ソロをしてもゴールを防げなかった。

”なでしこ”はどこまで進化するのか!

7日の決勝、ドイツ戦、
更にはロンドンオリンピック
したたかな”なでしこ”の戦いが益々楽しみになってきた。
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by shige_keura | 2012-03-06 20:37 | スポーツ | Comments(0)
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