例年3月のひな祭りが過ぎると
我が家のリビングの模様替えが行われる。 共に春を感じる装いながら 和のひな祭りに対し洋のイースターへと 部屋の雰囲気がガラリと変わる。 イースターはキリストの復活を祝う行事、 いわゆる復活祭の事であって、 その祝日は毎年、月の満ち欠けによって左右される。 即ち、イースター当日は 春分の日から数えて 最初にやってくる満月の次の日曜日となる。 その期間20日間ほど、 早い時は3月末、遅い時は4月中旬に イースターは春を祝うお祭りとしてやってくる。 この時分は欧州では丁度厳しい冬が明ける頃、 春の息吹、生命の誕生が感じられる頃だ。 そこで、登場するのがイースター・エッグと イースター・バ-二-(ウサギちゃん)である。 卵は文字通り誕生を意味し ウサギは多産系動物の筆頭として これまた、誕生を祝うシンボルとして見做されている。 さて、今日は4月8日、 2012年のイースター当日であるが、 その一方で、仏教においても大事な日だ。 それは、御承知の如くの通称「花祭り」、 正式には「灌仏会」(かんぶつえ)、 ゴ―タマ・シッダッタ(釈迦)の誕生を祝う仏教行事の日である。 日本各地のお寺では、 草花で飾った「花御堂」を作り 真ん中に安置された誕生仏の像に 柄杓で甘茶をかける儀式が行われる。 これは、釈迦誕生の時、産湯を使わせる為に、 9匹の竜が天から清浄な水を注いだとの伝説に基づいている。 西欧と東洋の二大宗教が 奇しくも今年は同じ日に重なった。 時あたかも日本は桜が満開、 おめでたき日に錦上花を添えている。 ところで、花祭りとイースターは どの程度の確率で同じ日に巡ってくるのだろう。 調べたところによると、 2007年の4月8日に ふたつの宗教行事が重なった。 一方、これから先は、 少なくとも2022年までに 重なる日はないと言うことだ。 どなたか数学(算数)に強い方、 重なる日の法則を導き出していただけないだろうか? 私にはどうやったら良いのか? さっぱり分からない。
by shige_keura
| 2012-04-08 16:09
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