Top
火事と喧嘩は江戸の花
お江戸の特徴を言い表わしたお馴染みの言葉だ。

「火事だ! 火事だ--!!」

”ジャンジャン、ジャーン”、危急を知らせる半鐘の音、
燃え上がる紅蓮の炎が夜空を焦がす。

「どけどけ、邪魔だ、どけ--!!!」

刺子袢纏に鉢巻き姿、
いなせな鳶職の一団が梯子抱えて走り込む。

いつのまにやら、屋根の上で纏を振りかざす火消し、
「男の中の男!」、その気風の良さは江戸の花。
c0135543_9232111.jpg

「喧嘩だ! 喧嘩だ!!」

江戸っ子は短気で向こうっ気が強い、
しかも意地っ張り、
お互いに相手に背中は見せられない。
c0135543_9235857.jpg

そこで、今日も江戸の花、
派手な喧嘩があちらこちらで花を咲かせる。

花の火消しが喧嘩をすれば、
これぞ本当の江戸の華!!!







一度は見たかった歌舞伎公演が平成中村座。

平成中村座が産声を上げたのが2000年、
中村勘三郎を座長として、
浅草隅田公園に江戸風の芝居小屋をしつらえた。

その後、舞台を浅草浅草寺本堂裏、
上方、そしてニューヨーク公演等、
平成中村座は目まぐるしい巡業に明け暮れた。

そして、昨年末、発祥の地、隅田公園、山谷掘に帰ってきた。
c0135543_9262456.jpg

今回は仮設小屋を一歩超えた芝居小屋、
「スカイツリー開業記念」、「勘九郎襲名披露」、
おめでたいタイトルと共に約半年のロングラン。
c0135543_928492.jpg

終演に近づいた5月半ば、
漸く、念願の「平成中村座」を訪れることが出来た。
c0135543_9284350.jpg

履物をぬいで中に入ると、そこは江戸時代の芝居小屋
和服の御婦人が座布団の上に並んで座っていた。
c0135543_9291080.jpg

こちらは後方の椅子席を選択、
腰の痛みと足のしびれに悩む心配も無く
中村勘三郎一座の芝居に没頭した。
c0135543_9294913.jpg


c0135543_938484.jpg

公演の目玉が、「神明恵和合取組」(かみのめぐみわごうのとりくみ)
通称、「め組の喧嘩」だ。
c0135543_9302012.jpg


c0135543_9311723.jpg

このお話は文化2年(1805年)、
相撲小屋への出入りを巡って
火消し衆と相撲取りの間で起こった
実際の喧嘩を元にしている。
c0135543_9314972.jpg

最初は取るに足らぬいさかいが段々と膨れ上がり
両者ともに引くに引けぬ緊張状態に入っていった。
c0135543_9321517.jpg

しかも、火消し衆管轄が江戸町奉行ならば
関取衆のバックが寺社奉行、
最後は両者あわせ32名捕縛の大事件となった。

この中心に居たのが、
鳶職の芝神明の辰五郎であり、
関取の四つ車大八と九竜山だった。

お芝居は舞台狭しと両者が入り乱れ、
花道だけでは無く客席通路にも喧嘩の花が咲く、
派手で賑やかこの上も無い舞台。
c0135543_9325784.jpg

芝居がはねて外に出ると
スカイツリーを背に鯉のぼりが薫風に泳いでいた。

               (向こう歩くは芸妓さん、その行く先は向島?)
c0135543_9332083.jpg

「江戸っ子は 五月の鯉の吹き流し
 口先ばかりで はらわたはなし」

誠に心地よし、スカッとした気分となった。
[PR]
by shige_keura | 2012-05-18 13:31 | | Comments(0)
<< より高く、より遠く、壁を超えた... 難しい名前 >>



2007年9月末にこちらに引っ越してきました。
→過去のブログを見る


ホームページ 



LINK 

カテゴリ
全体



スポーツ
その他
LINK
トリップアドバイザーにお勧めブログとして認定されました。金沢 ホテル
旅行口コミ情報
最新のコメント
懐かしい名前を拝見いたし..
by モモタロウ at 17:42
↑恥ずかしいからそういう..
by Hiraoka at 17:45
試合はブチ切れるし、判定..
by shige_keura at 09:36
コメント有難うございまし..
by shige_keura at 18:00
全話をチェックした訳では..
by 通りすがり at 16:23
以前の記事
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
more...
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

LINK FREE

このブログの写真・テキストの無断使用はお断りします。

(c) 2007 shige_keura. All rights reserved.