季語で言う「木漏れ日」とは、どの季節を表わしているのだろう?
春? 夏? 秋? それとも冬だろうか?? 直感から言うと、冬はないだろう? 冬の陽は、私の思う「木漏れ日」にしては弱々しい。 秋もちょっと違うような気がする。 「木漏れ日」とは樹葉の間から差す陽光のこと、 新緑の間から洩れるキラキラする光、 これがもっともぴったりとくる。 ところが、事実として、「木漏れ日」には季語が無い。 即ち、春夏秋冬、いつ使って良いのだ。 緑が一段と濃くなった楓の葉、 風に枝がそよぐと光がサ―ッと差し込んでくる。 まことにのどかで希望に満ちた山中湖周辺、 5月末から6月初めにかけてのことだ。 しかし、のどかな気分に浸ってばかりはいられない。 「お爺さんは山に柴刈りに・・・・・・」 そんな生易しいものではない肉体労働が待ち構えている。 これからフル回転する夏場に備えて、 荒れ果てた庭の整備が待ちうけているのだ。 雑草取り、枝の伐採、木の移植、 花壇の手入れに球根の植え付け、 そして、薪割りにのこぎりで木を引く。 ここ一帯は、富士山の火山灰、溶岩により 土質は貧弱この上も無いのが普通だが、 この庭に限っては、その上に余りある腐葉土が堆積している。 従って、栄養は申し分のない筈なのだが、 過去の実績はあまり芳しいものではない。 人間と同じで栄養過多となってもいけないのだろうか? 漸く猫の額ほどの花壇の地を確保し 地面を耕し始める。 このパンフレット通りに綺麗に花を咲かせてくれるだろうか? それにしても、この雑草は酷い。 上だけむしってもなんの解決にもならぬ、 ここは根元から抜き取ってしまわねば 根本的な解決にならない。 果てしない雑草取り、 その作業中、清楚な花が目についた。 これが、「宝鐸草」である。 世の中、書けても読めない字よりも 読めても書けない字の方が多い。 そんな中にあって、書けなくて、読めない字 その代表格が宝鐸草である。 花の画像を参考に、読めたならば脱帽である。 以下、次ブログに続く。 (労働のあとの冷えたビール!!)
by shige_keura
| 2012-06-06 10:19
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