Top
「山中日記2012」 山椒(さんしょう)か? 山茱茰(さんしゅゆ)か?
ここ、山中湖畔の庭に大きな山椒の木が有る。
c0135543_8423029.jpg

この木を見ると何となく思い出す歌の文句がある。

「庭のさんしゅーーの木・・・・・・・」

但し分かっている歌の文句とメロディーはここまで、
あとは全く記憶の中にないし、
歌の題名すら知らない。
c0135543_8425392.jpg

御同輩の中にも、同じような方が居られるのではないだろうか?

今まで、私は何の疑いもなく、
「さんしゅ―――の木」は「山椒の木」と信じ込んでいた。

今回、山椒の木を見て、初めて調べてみた結果、
面白い事に、この歌の木の候補はふたつあり、
どちらが正解か?? 謎めいている。

ひとつは、私の思いこみ通りの山椒の木。

この歌が生まれた九州、日向地方の方言では
山椒(さんしょう)を「さんしゅ」と呼ぶことが根拠である。

ところが、これを否定している説がある。

これは山椒とは全くの別物
山茱茰(さんしゅゆ)であるというものだ。

山茱茰とは江戸時代に朝鮮から種が持ち込まれた小高木、
止血、解熱作用を有するので薬用にも使われたが
日本では主に観賞用に好まれた。

別名は「はるこがねはな」、
3-5月、若葉に先駆けて
鮮やかな黄色い小花を一面につける所からつけられた。
c0135543_23113759.jpg

もうひとつの別名が「秋珊瑚」(やまぐみ)、
秋に入るとグミのような真っ赤な実を付けるからだ。
c0135543_2312535.jpg

さー、どちらが本当なのか??

この歌の起源から探ってみたい。






この歌は「ひえつき節」(稗搗節)の最初の一節、
宮崎県東臼杵郡(熊本県との県境)に
古くから伝わる民謡である。
c0135543_102814100.jpg

「庭のさんしゅーーの木、
 鳴る鈴かけて・・・・」

この民謡は、平家の落人部落の姫、鶴高姫と
追手となった那須大八郎(与一の弟)との悲恋を謡っている。
c0135543_10282176.jpg

姫の屋敷の「さんしゅ―の木」に鈴を掛けて、
その音が鳴る音を合図に逢瀬を重ねたと言うわけだ。

ならば、鋭いとげのある山椒の木よりも
春には黄色い花が咲き、
秋には真っ赤な実がなる山茱茰の方が
この哀しい恋の物語に相応しいと思う。

ところが、そう簡単ではない。

何故なら、この山茱茰は先にも書いたように
江戸時代に朝鮮から持ち込まれたものであるり
時代的に全く合わなくなってしまう。

すると、最初から思っていたように
山椒の木が正解とも言えるのである。

調べてみると、どちらの説もがっぷり四つ、
どちらが正解なのか判断がつきかねる。

一体全体、鶴高姫が鈴を掛けた木は、どっちだ??
[PR]
by shige_keura | 2012-07-29 10:50 | | Comments(0)
<< 「山中日記2012」  -山椒... 割り切れぬ想い、再び! >>



2007年9月末にこちらに引っ越してきました。
→過去のブログを見る


ホームページ 



LINK 

カテゴリ
全体



スポーツ
その他
LINK
トリップアドバイザーにお勧めブログとして認定されました。金沢 ホテル
旅行口コミ情報
最新のコメント
↑恥ずかしいからそういう..
by Hiraoka at 17:45
試合はブチ切れるし、判定..
by shige_keura at 09:36
コメント有難うございまし..
by shige_keura at 18:00
全話をチェックした訳では..
by 通りすがり at 16:23
思い出しました!!! ..
by aosta at 13:46
以前の記事
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
more...
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

LINK FREE

このブログの写真・テキストの無断使用はお断りします。

(c) 2007 shige_keura. All rights reserved.