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「馬の尻尾」のお話
9月1日に行われた「札幌2歳ステークス」、
レベルの高い出走馬の中、
3番人気のコディ-ノが圧倒的な強さを見せつけた。
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札幌2歳ステークスの歴史は1966年に遡るが
その時の優勝馬が翌年、皐月賞馬となったリュウズキである。

以来、カーネルシンボリ、サクラプレジデント、
ジャングルポケット、アドマイヤムーン、ロジユニバース、グランデッッア等、
クラシック戦線で活躍した名馬を生むレースとして名高い。

さて、本年の優勝馬、コディ-ノとは
イタリア語で「馬の尻尾」の意味である。

サラブレッドの名前に「馬の尻尾」とは?
失礼千万な話ではないか!!

と、怒りたくなる気持ちを抑えて
これからの話を聞いてほしい。

「馬の尻尾」と言えば何を連想するか?
多くの人は英語の”Pony Tail”を思い浮かべるだろう。

今では、「ポニー・テイル」の言葉は余り聞かれなくなったようだが、
爺の若い頃は頻繁に吾等の口に上った言葉ではなかったか。

「あの娘さーー、すげー、可愛いんだよ、
 ポニー・テールが似合うんだよなーー」
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2歳の若駒、コディ-ノの名前は
或る人のニックネームから拝借したものである。

但し、コディ-ノ = ポニー・テールであっても
その人はれっきとした男性である。




その人とは、ロベルト・バッジョ、
私の知る限りイタリアが生んだ最高のサッカー選手、
彼の愛称がコディ-ノなのだ。
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それは、ポニー・テールの様に束ねられた
彼のヘアスタイルから来ているのは勿論のことだ。

”Fantasista”(ファンタジスタ)、
傑出したサッカー選手に贈られる称号である。

但し、単に傑出しているだけでは
ファンタジスタには値しない。

ファンタジスタの本来の意味は、
「機知に富んだセリフと即興芸で
 大衆に圧倒的人気を誇る千両役者」を言う。

それがサッカー界に伝搬し
「ずば抜けた技術を持ち、創造性に富んだ
 アット言わせるプレーを見せる天才的なサッカー選手」
を指すようになっていった。

1900年代の中盤、私がローマで生活している頃、
バッジョは名門、トリノ、ユベントスの中心選手として活躍していた。
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その頃、ファンタジスタと言えばバッジョ、
イタリア中がバッジョの華麗な技に酔いしれた。
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その、バッジョの愛称を頂いた2歳の若駒、コディ-ノ!

是非とも来年のクラシック戦線で
ファンタジスタの如き華麗な走りを
緑のターフの上で見せて欲しいものだ。
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by shige_keura | 2012-09-18 21:29 | スポーツ | Comments(0)
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