「昔はどえらい人が居たものだ!!!
男のロマンだな―!!!」 かような内容のお話である。 スポーツの秋は今や真っ盛りだが、 じきにウインタースポーツが主役となる。 氷上のスケート、雪上のスキー、 この両者の比較では断然スキーの方に魅力を感じる。 スラローム、ダウンヒルのアルペンスキーも華やかだが ノルディックのジャンプも素晴らしい。 人は空中を飛ぶことに心を奪われるのだろう。 その昔、ノルウエ-のオスロ郊外にある 「ホルメンコ―レンジャンプ台」の上に 決死の覚悟で登ったことがある。 足がすくみ前になかなか出ない ようやくの思いで下を覗いてたまげた。 ジャンプ台の先にある筈の着地点が全く見えない。 高所恐怖症気味の私にとって ジャンプ競技をする人の神経はどうなっているのか? 理解しがたい人種が存在するものだが、 彼等が大空を羽ばたく姿は実に美しい。 さて、スキージャンプ、主役はジャンパーであるのは勿論だが、 影の主役がジャンプ台、シャンツェであるのも間違いない。 日本のジャンプ台の中にあって 毎年、必ず登場するのが 北海道にある「大倉山シャンツェ」である。 長らく私は大倉山に作られたジャンプ台だから 「大倉山シャンツェ」と名付けられたものと思っていた。 ところが、どっこい、 この地には大倉山と名のつく山は存在しない。 1972年に行われた札幌冬季五輪、 このとき、ここにあったジャンプ台の大改造が行われ 併せて、「大倉山シャンツェ」と命名された。 では、それまで何と呼ばれていたのか? 1932年のジャンプ台開場式、 以来1972年迄、ここは「大倉シャンツェ」と呼ばれていた。 即ち、大倉は山の名前ではなく 或る人物の名前だったのである。 以下、明日に続く、
by shige_keura
| 2012-10-06 18:23
| その他
|
| ||||||
ファン申請 |
||