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親子どんぶり
11月17日府中で行われた「東京2歳ステークス」、
吾ブログ、9月18日で紹介した「馬の尻尾」の主人公、
コディ-ノが直線他馬を寄せ付けず完勝した。
親子どんぶり_c0135543_1113866.jpg

ゴール前、騎手は後ろを見る余裕、
レースレコードで格の違いを見せつけた。

コディ-ノはこれで3連勝、
当レース、前レースの「札幌2歳ステークス」は共に
出世レースとの評判が高い。

これで、来年のクラシックレースの主役になることは確実、
願わくは怪我をせずに順調に育ってほしい。

コディ-ノは関東の藤沢厩舎の持ち馬、
レースで2着したレッドレイヴンも同じ厩舎である。

このように同厩舎、同馬主の馬が1,2着独占することを
競馬界の言葉で「親子どんぶり」と言う。

初めて私がこの言葉の意味を知ったのが1967年、
ダービーの翌日の新聞の言葉によってである。

「アサデンコウ第34回ダービーを制す!
 2着はヤマニンカップ、藤本厩舎、親子どんぶり!!」




どの世界もそこで使われる特殊用語が有る。

中でも競馬界の場合は
門外漢にとってはちんぷんかんぷんの言葉が多い。

次の言葉と由来を全て知っている貴方、
相当なる競馬通である。

・天狗山
 調教師が早朝の調教を見守る場所。
 自厩舎の馬を自慢し合うので天狗山と名付けられた。
親子どんぶり_c0135543_11141697.jpg


・3分3厘
 3-4コーナーの中間地点でゴールまで約660m、
 ここが騎手の腕の見せ所。3分が第3コーナーの意味。
 
・鉄砲使い
 長期休養明けでレースを使うこと。
 昔は馬に興奮剤の投与は許されており、
 お茶の葉を団子にしたものを筒で馬の口に吹きこんだ。
 休養明けの馬に使う場合が多く、筒を鉄砲と呼んだ。

・カンパイ
 レースの発走のやり直しの事。
 昔、英国で発走やりなおしがおこり、
 「カムバック」と叫んでいた言葉を「カンパイ」と聞いたことが由来。

・ソラを使う
 馬が競り勝って1頭になった時、急に走る気をなくすこと。
 頭の中が空になって、脚が思うように出なくなることから。

・カンカン場
 カンカンとは馬に背負わせる重量、斤量。
 斤量を測る計量室をカンカン場と言い、
 騎手は鞍と身体に巻く鉛を持って秤に乗る。
 「貫を看る」からカンカン場の名前が生まれた。
親子どんぶり_c0135543_11164394.jpg

未だ沢山あるが、
今回はこんなところで、

昔から勉強は全然覚えないのに、
こういう言葉は何故すぐに頭に入ってきたのだろう。
by shige_keura | 2012-11-22 11:18 | スポーツ
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