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やってくれたぜ!!!
期待通り、見終わったあとの心地良さ! 最高!!

「人生の特等席」!!!
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オリジナルタイトルは、”Trouble with the curve”。

こちらの方がより適切であるとは言え、
ENDマークが出たあとの快い気持ち!

「やってくれたぜ!!!」

テーマが子供の頃より慣れしんだ野球。

主演がクリント・イーストウッド、
俳優としては2008年、「グラントリノ」、
更に自分以外の監督作品出演は
1993年、「ザ・シークレットサービス」以来となる。

満を持しての登場だ。

娘役に扮するは爺一押しのエイミ-・アダムス、
「ダウト」、「ジュリ―&ジュリア」、「ボクサー」
一歩一歩確実に成長している彼女、
よりチャーミングになったエイミーに会うのが楽しみだ。

心ワクワクさせながら六本木ヒルズに足を運んだ。

この作品に対する日経紙の評価はそれほどのものではなかった。

しかし、それを読んだ瞬間、
これは、私にはピッタリはまる作品との予感があった。

何故ならば、日経紙・某担当者の感覚は
私の嗜好と全く異なることを今まで感じてきたからだった。

彼が高く評価する映画、
そのほとんどが理解不能、期待外れが多かった。

全部が全部と言うわけではないが
批評家と一般映画ファンの好みには大きな隔たりがある。

例えば、1974年の「キネマ旬報」のベストテン、
批評家の第1位は「フェリー二のアマルコルド」であり
第4位に「スティング」が入っている。

これが一般ファン(読者)選出ベストテンになると
1位が「スティング」で4位が「フェリー二のアマルコルド」となる。

両作品、共に優れた映画であるが、
面白さから言えば「スティング」が断然上となるのは間違いない。

どちらが良い悪いではないが、
批評家は、より専門的な意見を求められていると思ってか、
時には殊更難しく、無理して言っているような気がしてならない。

だから、「人生の特等席」の評価も、
「筋が見えている」、「御都合主義」、
「脚本が陳腐」等、厳しい声が多い。

しかし、一般ファンはそんなことはどうでも良い。

ただただ、イーストウッドとエイミーの親娘の掛け合いに頬笑みを浮かべ、
予想通りのハッピーな結末にほろりとする。

これぞ映画の楽しさでなくてなんとする。






ガス・ロベル(イーストウッド演)はアトランタ・ブレーブスの腕利きスカウトである。

いや、「腕利きスカウトだった」、と
過去形で言わなければいけないかもしれぬ。

何故なら、今もってパソコンも操らぬ彼、
データが幅を利かす現代の世の中では
時代遅れの変人と見られても仕方がない。

さらに、スカウトとして最も大事な目に問題を抱え
このままでは失明の危機にさらされている。

医者が止めるのも振りきって、
ガスはドラフトの中心選手の目利きをするため
秋も深まりつつあるカロライナに行く。

父の相も変わらぬ頑固な行状を知ったのが
弁護士事務所設立を目指す娘、
キャリアウーマンのミッキーである。

女性なのに名前がミッキーとは??

父が心ときめかせた大ファン、ミッキー・マントルに由来しているのだ。

               (映画の冒頭に出てきた写真・ミッキー・マントル)
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父と娘、お互い心にわだかまりを持つ二人、
ミッキーは昇進のかかった大事な会議が迫っている

にもかかわらず、彼女はカロライナの父を追う。

全スカウトお目当てのスラッガーは快打を連発、
舞い上がったボールは遥かフェンスを越えていく。

しかし、ガスはスラッガーの問題を指摘する。

「あいつはカーブが打てない」

目の見えぬ父に何が分かる???

「耳で分かるんだ!
 芯を少しズレテやがる」

ずば抜けた野球知識を持つミッキーは
父の言葉が信じられない。

「ミッキー、1塁側から良く見ろ!
 特にあいつがカーブを打つ時を」

父の目の代わりとなった娘が知ったことは
パソコンに貯め込まれたデータとは無縁、
長年のフィールド通いから蓄積された現場感覚だ。
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苦手のカーブをライトスタンドに叩き込んだスラッガー、
だが、ミッキーは見逃さなかった。

バットの出方がほんの少しではあるが泳いでいる。

ガスは言う。
「何がホームランだ!
 金属バットならば小娘でもオーバーフェンス出来るさ」

オールド野球小僧にとってはまさに金言だ。

こいつをドラフトで指名するか否か??

話はここから最終章に
一転二転しながら雪崩れこんでいく。

               (最後にブレーブスGMが挙げたかつての大エース
                ドジャースのサンデ-・コーファックス)
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最後は人懐こい、皺だらけのイーストウッド、
82歳にして益々光り輝いている。

「やってくれたぜ! イーストウッド、
 次も宜しくお願いします」
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by shige_keura | 2012-12-01 08:35 | | Comments(0)
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