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江ノ電の旅 -七口を歩く-
鎌倉を出発した江ノ電は
和田塚から由比ヶ浜に向かう。

由比ヶ浜で降りて昔の幼稚園跡を・・・・、
と、思ったが、見当がつく筈がないので諦めた。

次の駅、長谷で降りよう。

長谷観音の覚えが全く無いということと、
次の駅、極楽寺まで、
鎌倉の切通し(七口)を歩きたくなったためだ。
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人の記憶が全く当てにならないことを思い知ったのが
長谷観音を見たときである。

私の記憶の中の長谷観音像は
屋外にあって青銅製の観音だった。

ところが、屋内の観音は予想以上に大きく
しかも金箔でピカピカしている。

一体全体、私の記憶の中の長谷観音は
どこの仏像だったのだろう。
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眼下に見える砂浜は由比ヶ浜から材木座、
とんびが時々ゆるりと輪を描いている。
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水仙の花は開き、黄色い福寿草も顔をだし、
春の匂いが風に乗って漂っている。
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長谷から極楽寺までの切通しの散歩、
ここは、その昔の雰囲気とは大きく違うのだろうが
源頼朝のインフラ作りが偲ばれて興味深い。
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頼朝が鎌倉を幕府の地として定めたのは
一方が海、三方が山、自然の城塞都市だった為である。
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しかしながら、この城塞都市は
一歩間違えると孤立を強いられてしまう。

その為に、頼朝は必要最小限のロジスティック確保のため
七本の細い道を山を切り崩して作り、七口と名付けた。

それは、ここの極楽寺切通しのほか
名越、朝比奈、亀ヶ谷、巨福呂、化粧坂、大仏坂となる。

昔は結構アルいたと思うが
今、思い出すのは名越の昼なお薄暗い細道ぐらいだ。

日を改めて、別の七口を歩いてみたい。
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切通しを抜ければ、そこは極楽寺駅、
江ノ電が眼下を通り過ぎてトンネルに消えてゆく。
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黒澤明の大傑作、「天国と地獄」の
ワンショットで使われたトンネルだ。

犯人を追いつめて行く仲代達也の刑事、
犯人役で鮮烈なデビューの山崎努、
みんな若くて活き活きしていた。

さー、ここからは稲村ケ崎、七里ガ浜、
そして腰越を抜ければ江の島だ。

絶好の晴天、展望台からの眺望は格別だろう。
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by shige_keura | 2013-02-02 09:21 | | Comments(0)
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