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ハラハラドキドキ
この監督に再びハラハラドキドキさせられてしまった。

とんでもなく怖く、しかし興味深い映画である。

「ゼロ・ダーク・サ―ティ」、
アメリカの天敵・ウサマ・ビン・ラディンの
捕獲・殺戮の一部始終を追った作品だ。

監督はキャスリン・ビグロー、
2008年、「ハート・ロッカー」で
アカデミー作品・監督賞を受賞した
本年、62歳になる勇ましいレディである。

前作・「ハート・ロッカー」はイラクを舞台にした
アメリカ軍爆弾処理班の活躍を描いた作品だ。

タイトル、「The Hurt Locker」とは米軍の隠語で
「苦痛の極限状態」、「棺桶」を意味している。

戦闘続くイラクでの地雷・爆弾撤去、
その仕事は極限の恐怖・苦痛を伴うものであり
一歩間違えば、「棺桶入り」となってしまう。

見る側としては棺桶入りの心配こそ無いが
全編を通じ、手に汗握る緊張を味わうこととなる。




「ゼロ・ダーク・サ―ティ」
今回の主な舞台もテロが横行する中近東の地。
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そこに主人公として起用したのが
実在した若手女性CIA分析官のマヤ、
天才的な情報収集と分析を駆使し
確固たる信念と自信で先輩男性を圧倒する。

扮するのは最近売り出しのジェシカ・チャステイン、
アカデミー主演女優賞にノミネートされた如く、
華奢ながらめげずに突き進むマヤを見事に演じている。

劇映画ながら、無駄なエピソードは一切排し
ドキュメンタリー・タッチで歯切れよく話は進み
144分の長さが全く気にならない。

その間、2008年にイスラマバードで起こった
マリオットホテル爆破事件をはじめ
恐ろしくも痛ましい事件が生生しく伝えられる。
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しかしながら今回、驚いたのは、
画面に突如起こる自爆テロへの恐怖だけではない。
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テロリスト根絶へのアメリカの意志の強さ執念の深さ、
これは日本人から見ると驚異である。

アメリカはブッシュ時代に
イラクとの戦いで大量破壊兵器存在の一件でミソをつけ、
オバマの今、捕虜への拷問で世論の逆風が強まっている。

にもかかわらず、ビン・ラディンは殺戮あるのみ
生きて捕獲することは頭から考えていない。

ハイライトの敵陣地への突撃場面では
相手が女性であろうと遠慮なく引き金を引いていく。

アメリカは凄い国であり自由の国を再認識する。

だからこそ、若手女性CIA分析官と同時に
強い女性監督キャスリン・ビグローが
第一線で活躍することが出来るのではないか。

作戦成功しビン・ラディンの死体を確認したサラ、
ひとり帰りの飛行機の中で茫然とする。

その頬に流れる一筋の涙、
その意味は観客それぞれが想像をめぐらすほかは無い。

尚、「ゼロ・ダーク・サ―ティ」とは
軍隊用語で真夜中の0時半を意味している。

備考:
今回の画像は2008年、パキスタン首都イスラマバードで起きた
アメリカ系ホテル「マリオット」爆破事件のものを用いました
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by shige_keura | 2013-02-23 08:46 | | Comments(0)
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