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大統領夫妻からの手紙
米国のロサンジェルスで生活している次女一家、
そこに昨年末2番目の子供(私にとっては孫)が誕生したのだが、
オバマ大統領夫妻から祝福の手紙が届いた。

冗談ではなく本当の話だ。

次女から折に触れて送られてくる向こうの事情を聞くたびに、
交通、情報等が著しい進歩を遂げ、
地球が昔から比べ小さく感じられるとは言え、
アメリカ社会のユニーク性に驚かされてしまう。

それらは、ボランティア・サービス精神、
そして物質的豊かさをともなったスケールのでかさである。

若干、遅きに失したが、
2月14日のバレンタイン・デイについて先ず触れてみよう。
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アメリカのバレンタインは
好きな人がお互いにプレゼントを交換する日だが
実際は男性が女性に対してプレゼント、
多くの場合は花束を贈っている。

孫が通っている幼稚園は
友達全員とカードを交換する日で
カードにはキャンディーかチョコレートがついている。

ただ、幼稚園児に飴やチョコは早いので
シールとかタトウ・シール(肌に転写するシールだが1-2日で消える)を
カードにつける場合もある。
大統領夫妻からの手紙_c0135543_10272030.jpg

ここで、アメリカらしいのは手作り感は皆無、
この時期になると"Goodie Bag”と称した
プレゼント商品がネットでも盛んに販売されている。
大統領夫妻からの手紙_c0135543_10275058.jpg

その一方、感心するのがボランティア精神だ。

アメリカにはChildren’s Hospitalとの名で
子供たちだけの為の病院がある。

バレンタインの時期にはこの病院に入院している子供の為に
幼稚園児童全員が一家族12枚のカードを贈る活動がある。

様々な問題を抱え入院している子供達ばかりか
両親、家族にとってもあたたかな励ましとなることだろう。





ロサンジェルス市内は温暖の地、厳しい冬は無縁、
多くの幼稚園児は雪がどんなものかを知らない。
大統領夫妻からの手紙_c0135543_102944.jpg

2月末の某日、孫の幼稚園の庭は
一面銀世界と変貌した。
大統領夫妻からの手紙_c0135543_10365643.jpg

"Snow Day"と名付けられた日、
子供達に雪遊びをさせる日だ。

運び込まれた雪は12トン、
ロスの幼稚園の数は知らないが
一体全体、この時期にどのくらいの雪が運び込まれたのだろうか!

さて、表題の大統領夫妻からの手紙だ。

アメリカではもしも望めば
大統領に誕生祝いの手紙をリクエスト出来る仕組みとなっている。

手続きは居住区域の議員のホームページに申し込みさえすれば良い。

最低でも6週間待たないと届かないと言われているのだが
今回は僅か2週間でオバマ夫妻からお祝いの手紙が届いた。

ホワイトハウスの名前が印刷された封筒、
開ければ、バラク・ミシェル夫妻のサインが入っている。
大統領夫妻からの手紙_c0135543_10294141.jpg

一生の記念になることだろう。

しかし、アメリカと言う国は
人種がどうであれ、
この国で生まれた人は全てアメリカ国民であり、
元首・大統領から手紙が届くシステムが確立しているのが凄いことだ。。

アメリカはアメリカを常に自分の国と意識している、
その意識の高さと誇りには感心させられる。

尤も、感心する所ばかりではない。

暮れに生まれた孫の出生証明書が
1ヶ月半経っても発行されなかった事実があった。

出生証明書発行の遅延、
速やかに届く大統領夫妻から祝いの手紙!

なんだか良く分からないけれど、
アメリカは凄ーーい!!
by shige_keura | 2013-03-04 10:39 | その他
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