米国のロサンジェルスで生活している次女一家、
そこに昨年末2番目の子供(私にとっては孫)が誕生したのだが、 オバマ大統領夫妻から祝福の手紙が届いた。 冗談ではなく本当の話だ。 次女から折に触れて送られてくる向こうの事情を聞くたびに、 交通、情報等が著しい進歩を遂げ、 地球が昔から比べ小さく感じられるとは言え、 アメリカ社会のユニーク性に驚かされてしまう。 それらは、ボランティア・サービス精神、 そして物質的豊かさをともなったスケールのでかさである。 若干、遅きに失したが、 2月14日のバレンタイン・デイについて先ず触れてみよう。 アメリカのバレンタインは 好きな人がお互いにプレゼントを交換する日だが 実際は男性が女性に対してプレゼント、 多くの場合は花束を贈っている。 孫が通っている幼稚園は 友達全員とカードを交換する日で カードにはキャンディーかチョコレートがついている。 ただ、幼稚園児に飴やチョコは早いので シールとかタトウ・シール(肌に転写するシールだが1-2日で消える)を カードにつける場合もある。 ここで、アメリカらしいのは手作り感は皆無、 この時期になると"Goodie Bag”と称した プレゼント商品がネットでも盛んに販売されている。 その一方、感心するのがボランティア精神だ。 アメリカにはChildren’s Hospitalとの名で 子供たちだけの為の病院がある。 バレンタインの時期にはこの病院に入院している子供の為に 幼稚園児童全員が一家族12枚のカードを贈る活動がある。 様々な問題を抱え入院している子供達ばかりか 両親、家族にとってもあたたかな励ましとなることだろう。 ロサンジェルス市内は温暖の地、厳しい冬は無縁、 多くの幼稚園児は雪がどんなものかを知らない。 2月末の某日、孫の幼稚園の庭は 一面銀世界と変貌した。 "Snow Day"と名付けられた日、 子供達に雪遊びをさせる日だ。 運び込まれた雪は12トン、 ロスの幼稚園の数は知らないが 一体全体、この時期にどのくらいの雪が運び込まれたのだろうか! さて、表題の大統領夫妻からの手紙だ。 アメリカではもしも望めば 大統領に誕生祝いの手紙をリクエスト出来る仕組みとなっている。 手続きは居住区域の議員のホームページに申し込みさえすれば良い。 最低でも6週間待たないと届かないと言われているのだが 今回は僅か2週間でオバマ夫妻からお祝いの手紙が届いた。 ホワイトハウスの名前が印刷された封筒、 開ければ、バラク・ミシェル夫妻のサインが入っている。 一生の記念になることだろう。 しかし、アメリカと言う国は 人種がどうであれ、 この国で生まれた人は全てアメリカ国民であり、 元首・大統領から手紙が届くシステムが確立しているのが凄いことだ。。 アメリカはアメリカを常に自分の国と意識している、 その意識の高さと誇りには感心させられる。 尤も、感心する所ばかりではない。 暮れに生まれた孫の出生証明書が 1ヶ月半経っても発行されなかった事実があった。 出生証明書発行の遅延、 速やかに届く大統領夫妻から祝いの手紙! なんだか良く分からないけれど、 アメリカは凄ーーい!!
by shige_keura
| 2013-03-04 10:39
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