つい先日、ゴボウのミゾレ鍋で大根を使用したが、
半分ほど残った大根を使った料理である。 話は変わるが、こんなセリフを聞いた事があるだろう。 「あいつは大根だから客が来やしない」 「あの娘は可愛いんだけど、芝居がねーー、大根だ、ありゃ」 芝居の下手な者を称して「大根役者」と言う、 では、なんで大根が芝居の下手なことと結びつくのか?? 皆さん、大根を食べすぎて腹こわした、 そんな経験は無いだろうし、そんな話も聞かない。 すなわち、大根は腹をこわさない食物、 あたらない食べ物なのだ。 よって、客を呼べない役者、芝居が当たらない役者を 総じて「大根役者」と名付けるようになったわけだ。 閑話休題。 本日の料理は、テレビでは「大根と豚バラのミゾレ鍋」だが 大根おろしは使うが、上から載せるだけのものだ。 この料理は下ごしらえに若干時間がかかる。 人参、大根、豚バラの塊をただひたすらに角切りにする。 3-4人前を想定して、豚バラの塊・400グラム、 大根2/3本(角切り用)、1/3本はおろしに使う、 あとは人参・250グラムほどである。 塩コショウした角切りの豚バラを中華鍋で色がつくまで炒め そこに人参の角切りを入れ、 カツオ或いは昆布出汁、カップに4-5杯入れて煮る。 約7分ほどにたら、大根の角切りを入れて 10分ほど引き続き煮込む。 そのあと、醤油、味醂或いは酒、(両方入れても良い)で味を調える。 火を止めて冷まし、味をしみ込ませ 理想を言えば2-3度ほど、この工程を繰り返す。 後は器に盛り、上に大根おろしを盛り、 万能ねぎを散らし、山椒、七味等をお好みで振る。 豚バラをたっぷり使う割にしつこさは無い、 そうかといって適度な濃厚さが感じられる。 ご飯の進む一品である、 ということは、基本的には年寄り向きのものではないのか? とは言え、旨いものは旨いのだ!!
by shige_keura
| 2013-03-11 09:01
| 食
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