「かんたん美味」、新聞の活字を写しただけだ。
そして下の画像が完成の一皿! 中国宮廷料理とは決して言わないが、 場末の小汚い「珍来軒」の親爺料理よりも 遥かに魅力ある逸品と思って戴けるのではないか。 男が作る夕食は複雑で手間がかかるのは駄目だ。 何故なら、作っている途中から 頭で描いた料理から逸脱し、 似て非ざるものになってしまうからだ。 もう一つの欠点は栄養のバランスを考えないことで どうしても私の場合は肉食偏向になってしまう。 その意味では鍋料理が最適だ。 とにかく下ごしらえが単純至極、 豚、鶏、牛、いずれかに野菜をたっぷり併せ、 これに豆腐でもあれば言うこと無しとなる。 しかしながら、桜の季節も過ぎた今、 独りで汗をかきながら鍋料理をつつくのは 男として洒落にもならぬし粋じゃない。 さー、そんな時に目に飛び込んできたのが かんたん美味、「蒸しどりのネギソースあえ」である。 蒸しどりはともかくとして「ネギソース」なるものが実に旨そうだ。 とどめは、調理時間が20分!! こりゃ、試してみる価値は十分にある。 新聞のレシピでは鶏の胸肉を使っているが、 敢えて若干脂が乗ってる腿肉を使った。 腿肉に塩をまぶし、酒を振りかける。 ネギの青い部分を手で引きちぎり、 生姜を皮がついたまま適当に切り、 耐熱皿に置いた腿肉の上に載せて、 500Wのレンジで5-7分加熱する。 中まで程良く蒸し上がったならば、熱を冷ます。 熱を冷ましている間にネギソースの制作に取り掛かる。 ネギの白い部分1本の微塵切り、 ここが私の苦手な工程だが粘り強く作業を進める。 微塵切りに鶏の蒸し汁、胡椒、塩、ごま油を加え、 自分の好みの味に調整する。 醤油は隠し味程度にほんのちょっぴり加えるだけでよい。 冷めた腿肉を手でほぐし皿に盛る。 皿の周りには体裁に気を配り キュウリの薄切りを花の様に並べる。 料理は味が良ければ良いってものではない、 見た目も負けず劣らず重要だ。 これで完成! 見事なもんだと自画自賛。 腿肉を冷ます時間もあるので 20分で完成までは至らぬが 1時間とはかからない、実に簡単な一品である。 ごま油の効いたネギソース 予想通りの名脇役となった。 今度はネギソースを 白身魚或いはマグロのカルパッチョに使ってみよう。 これまた、絶対に旨い筈である。
by shige_keura
| 2013-04-19 19:00
| 食
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