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困った事態
新聞を読む時間は人様々なれど、
私の場合は10分程度と非常に早い。

これは読むと言うよりも
斜めに目を通していると言った方が適切だ。

しかし、私にとって例外的に時間をかける新聞がある。

新聞の名前は「ダービー・ニュース」
1946年創刊の伝統と歴史ある競馬専門紙だ。

お値段は450円と通常紙に比べ高いが
私は常に3時間以上時間を費やし読んでいるので
これほど安い新聞も無いと言うことになる。
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ダービー・ニュースを買い始めたのは今から50年も前、
数ある競馬専門紙の中から本紙を選んだ最大の理由は
故・大川慶次郎氏が予想を担当していた事だった。
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最初に知った頃の大川さんは短めの髪、射るような眼差し、
勝負の世界に身を置く雰囲気を漂わせておられた。

その後、フジテレビの解説者で出演された頃は
全てを超越した好々爺そのものだったと思う。
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いずれにせよ、大川さんは
他の予想者とは一線を画した気品を持たれていた。

サラブレッドは血統が重要だが、
大川さんの血統も半端ではない。






日本の製紙王・大川平三郎を祖父に持ち
父は高千穂製紙社長、大川義雄、
日本が生んだ大実業家、渋沢栄一の曽孫にあたる。

大川慶次郎さんが子供の頃住んでいた家は
「大川さんのお屋敷」として近隣の誰でもが知る存在、
最寄りの駅から、すべて大川家の土地を通って自宅に帰れたと言う。

慶応義塾大学に在学中から
競馬サークル「いななき会」を立ち上げた大川さんは
サラリーマンを目指すものの、
性に合わぬとあっさりと見切りをつけた。

その後、馬主でもあった政治家、故・河野一郎氏の知遇を得て
競馬界に身を置くこととなった。

大川さんの名前がブレークしたのは1961年、
1日の全12レース全てを的中させた時の事だった。

氏は誰もが真似できぬパーフェクト予想を4回達成し
「競馬の神様」の名前をほしいままにした。
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その競馬の神様が晩年語っていた言葉がこれだ。

「私はね、競馬で・・・そうですね――、3億円ほど当ててますね、
 でもね、注ぎ込んだ資金は4億円ほどになりますかね」

賭け事とは所詮、こんなものだろう。

さて、競馬の神様から理論家・長谷川仁志に受け継がれた
愛読紙・ダービー・ニュースが3月末をもって休刊(廃刊)となってしまった。

               (最後のダービーニュース、主役はオルフェーブル)
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以降、私は新たなパートナーを決めかねている。

クラシック路線、G1路線華やかなりし春競馬、
実に困った事態に直面している。
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by shige_keura | 2013-04-22 08:47 | スポーツ | Comments(0)
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