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晩秋の向島 -腹ごしらえをし終えて-
最近の何かの本に
林家正蔵師匠が「尾張家」について書いていた。

「ここの蕎麦も上手いが、隠れ一推しが鍋焼きうどん、
 絶対に外せぬのが甘辛の卵焼き」

明治3年創業の老舗、
永井荷風も通い詰めたと言う店は
「藪そば」のようにお高くとまった感じはさらさらなく
かと言って、最近の小洒落た蕎麦屋の
妙に落ち着きのない匂いはどこにもない。
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ただただ、大衆的な、
言わば「蕎麦屋とはこういう店だ」の見本である。

急に秋めいてきたとはいえ
鍋焼きうどんには早すぎる。

昼酒どころか夜酒も目の関係で控えているので
卵焼きを頼むわけにはいかない。

1本の海老を食べやすく4,5切れに分けた天せいろ。
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蕎麦の量も少なからず多からず、
固めとも言えず柔らかいとも言えぬ歯ごたえ、
結局はこんな蕎麦が飽きぬのではないか。

永井荷風が通い詰めた理由が何となく分かる店である。

入れ込みの座敷の方からは
テカテカ頭の一団が気勢を挙げている。

ひょっとして、このあたりの寺の坊主の寄り合いか?

「ちょっと冷や酒お代わり頂戴、
 それと、卵焼きに・・・・天ぷらも貰おうか・・」

「葷酒山門に入るを許さず」ではあるが・・・・
ここは山門外だから規制外というわけか。








店を出て左手に吾妻橋
その向こうには物議をかもしたオブジェが否が応でも目に入る。
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製作者の心はアサヒビールの燃える心の象徴、
「フラムド-ル」、すなわち「燃え盛る炎」なのだが、
通称は、その色と形から「うんこビル」の呼ばれている。

その他にも「オタマジャクシ」「練り辛子」「くじら」、
様々な名前が付けられているが
秀逸なのはなんといっても「うんこビル」だ。

製作者の意図と世評がこれほど離れたオブジェもないだろう。

暫くは右手にスカイツリーを見ながら墨堤を
言問橋に向かって歩を進める。
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川向こうは向島、川の西側の住民の目からは
東岸の「牛島」「寺島」「柳島」といった地を
川向こうの島と呼んだことが向島の名前の由来のひとつだ。

それにしても横を流れる隅田川の堂々としていること、
これは、やはり大川の名の方が体を表わしている。
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池波正太郎師、お馴染み「鬼平犯科帳」、
中の名編、「大川の隠居」と名付けられた
巨大な川の主が生息していることが容易に想像できる。
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徐々に、言問橋が近づいてきた、
橋を渡れば目的地は目と鼻の先だ。

続きは次のブログにて。
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by shige_keura | 2013-10-28 08:38 | | Comments(0)
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