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晩秋の向島 -黄檗宗と咳止め飴-
目指す目的地は弘福寺、
東京では数少ない黄檗宗の名刹である。
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黄檗宗(おうばくしゅう)とは禅宗の一派で
臨済宗、曹洞宗に比べ勢力は弱いが
れっきとした禅宗三派のひとつである。
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その特色のひとつは、
臨済宗、曹洞宗が日本伝来以来日本風に変化していったが
黄檗宗は明朝風様式を今に伝え、
読経は今でも古い中国語の発音で行っていると言う。

黄檗宗を日本に伝えたのが中国の僧、隠元
彼は1654年に来日し、
1661年山城国に萬福寺を開き
日本における黄檗宗の開祖となった。

隠元はその名から推察される通り
インゲンを中国から持ち込んだ人であり、
それ以外にも孟宗竹、西瓜、蓮根を紹介した。

更には中国式の精進料理とされる
普茶料理を持ちこんだのも隠元禅師、
その料理の意味するところは
「あまねく(普く)衆人に茶を施す」となる。

その昔、中学校の頃だったかと思うが
法事のあとの会食が、黄檗山の普茶料理とかで
赤坂の由緒ありげな料亭に足を踏み入れた事が或る。

しかし、普茶が肉を全く使わぬ料理と聞いて
吾の気勢は全く上がらなかった。





庫裏の窓口で呼び鈴を押すと
ほどなく、御住職らしき人物が現れた。

小沢昭一先輩のお墓の場所と御線香をお願いすると、
にこっと笑って「蒲田からいらっしゃいましたね」ときた。

「先日も映画祭の為だとか
 撮影されていた方がいらっしゃいましたから、
 お線香代は小沢様からたっぷりいただいていますから結構です」

小沢さんの人柄が偲ばれたが、お代を払わぬわけにはいかぬ。

ひょいと横を見たら、袋入りの飴の袋、
「向島・弘福寺 せき止飴」とあった。
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これはよい塩梅と、
お線香代を含め飴代金を何とか受け取ってもらった。

すると、かの御住職、
咳止め飴の由来をご丁寧に話してくれた。
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「当寺には翁媼尊(おうおうそん)の名の石像が祀られている。
 通称「ジジババ尊」と呼ばれている石像は
 名僧・風外禅師が江戸時代に両親になぞられて刻んだもの。
 この像が寺に祀られてから、作者、風外禅師の名に因み
 ”カゼの外”つまり風邪除けの御利益があると信仰を集めるようになりました」

そこで参詣のお土産に考案されたのが、この咳止め飴であるそうな。

生姜、茴香(ういきょう)、桂皮、甘草、乾姜(かんきょう)など
喉に効用が或る漢方成分が練り込まれている
弘福寺、特別の飴でございます。
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さていよいよ、本日の目的
小沢先輩のお墓を詣でて
映画祭のご報告を果たす時が来た。
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by shige_keura | 2013-11-01 10:34 | | Comments(0)
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