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晩秋の向島 -最初の出会い-
それは、私が高校2年生の頃だっただろうか、
その日の光景は妙に覚えている。

放課後、下校時間は過ぎた頃、
秋の夕日が閑散とした運動場に照り映えていた。

「さてそろそろ家に帰って・・・・・・」
と、ふと振り返ってみると
数名の大人が運動場を横切っていった。

その輪の中にテレビで見慣れた顔があった。

「なんだ、なんだ! フランキ-・堺さんじゃないか!!」

帰宅は即刻中止、
大人たちのあとについていった。

暫くすると、フランキ-さんと二人の大人が
鉄棒にぶら下がって嬉しそうに笑っている。

何枚かの写真が撮られたところを見ると
「懐かしの母校を訪ねる」の名目で、
どこかの雑誌に掲載されるのだろう。

鉄棒にぶら下がった時、
漸く、もう一人の大人が小沢昭一さんと分かった。

その時の、お二人の笑い顔、
何とも魅力的な童心に帰った良い表情をされていた。








但し、この時代は、私にとっての神様はフランキ-さんであって
小沢昭一さんについての知識は余り持ち合わせていなかった。

小沢さんはフランキ-さんにこのようなコメントを寄せている。

「学生時代から、堺の機転の効き方、先を読む能力といったら・・・・、
 そりゃもうずば抜けて、とても私ごときが太刀打ちできるものではない」

私の高校生当時は、
小沢さんが驚嘆するフランキ-さんの才能が
テレビ、映画で全開していたころだから
私としての注目が小沢さんに向かわぬとしても仕方がない。

当時、キラ星の如く活躍していた才能豊かな喜劇タレント、
森繁久弥、三木のり平、伴淳三郎、有島一郎、等々・・・・・、
その中でもフランキ-さんは頭抜けた存在に見えた。
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映画史上に残る川島雄三監督の「幕末太陽傳」、
フランキ-さん以外にあの居残り佐平治を演じられる人はいまい。
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ただ、本作品中に極めてへんてこな個性的な役者を発見した。

お女郎に「品川心中」の片棒を担がされる貸本屋の金造、
顔一面あばたの扮装で登場したのが小沢昭一さんだった。
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それからほどなくしてラジオ番組が始まり、
更には映画、演劇ばかりでなく
俳句、随筆、ひとり芝居、ハモニカ、大道芸、
小沢さんの芸域は留まるところなく広がっていった。

フランキ-さんも凄いが、
小沢さんも負けず劣らず素晴らしい先輩だ。

しかしながら、未だこの時点では、
まさか小沢昭一さんと直接の接点が生まれようとは
夢にも思っていなかった。

次のブログに続く。
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by shige_keura | 2013-11-05 10:34 | | Comments(0)
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