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キャデラックを愛したスラッガー -後篇ー
ラルフ・カイナー氏は現役引退後
ニューヨーク・メッツの専属アナウンサーとして
「カイナーズ・コーナー」の名前で番組を担当した。

          (ヤンキースとメッツを率いたケ-シ―・ステンゲル監督インタビュー)
c0135543_2205371.jpg

この番組はカイナーの迷セリフで人気沸騰した。

その幾つかを紹介しよう。

「もしケ-シ―・ステンゲルが存命だったら
 墓の中で悔しがっていることでしょう」
(生きている奴が墓の中にいる筈がない)

「ソロホームランは通常、塁上にランナーが居ない時に出るものです」
(間違いではないが・・・・・・・・)

「今季のメッツはドジャースにロード(敵地)で何回か勝っていますが
 その場所はドジャーズ・スタジアムです」
(これまた、間違いではないが・・・・・)

極めつけはこれだ。
「今日は父の日です、スタジアムにお越しの大勢のお父さんたち、
 ハッピー・バースデー!!」
(???????)

数ある長嶋語録のひとつ、
「野手の居ないところに打つと
 いわゆるヒットになるのですねー」

二人は良く似ていると思いませんか?

では、ラルフ・カイナーと長嶋茂雄の係り合いに移ろう。





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上の画像は野球ファンならずとも良く知っている
長嶋茂雄が放った天覧試合サヨナラホームランの場面である。

時に、昭和34年6月25日、
プロ野球初の公式戦の天覧試合、
ケリをつけたのが長嶋のバット、時刻は21時12分、
昭和天皇お帰り予定時刻の3分前の出来事だった。

さて、ここでの主役は長嶋本人ではなく
彼がこの時使ったバットである。

当時長嶋はメージャーリーグの好打者、
アル・シモンズタイプのバットを好んで使っていた。

握りが太く、バランスが取れたバット、
前で叩く中距離打者向けのものだ。

しかしながら、天覧試合当日、
彼はラルフ・カイナータイプのバットを抱えて球場入りした。

握りが細く、重心がヘッドに寄っているので
球を呼びこんで振り抜く、
長距離砲が好んで使うタイプのバットである。

明らかに長嶋は晴れの日に
オーバーフェンス、一発を狙っていたのだ。

その結果、一発ならぬ二発、サヨナラのおまけつきが
如何にも派手好みの長嶋らしいところだ。

さて、試合後、プロ野球関係者は
記念すべきバットを同年誕生した野球博物館への展示を企画、
長嶋も喜んで承諾した。

ところが、おかしなことが起こった。

博物館に展示されたバットは
ラルフ・カイナータイプでもなければ
アル・シモンズタイプのものでもなかった。

それは、当時、カ-ジナルスの中心選手として活躍した
中距離打者、アル・ケ-ライン型のバットだったのである。

一体全体、記念すべきホームラン、
長嶋茂雄はどのバットで生み出したのであろうか?

ラルフ・カイナー、長嶋茂雄、共に愛すべき人物である。
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by shige_keura | 2014-02-19 20:43 | スポーツ | Comments(0)
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