今年のアカデミー賞、
作品賞は「それでも夜は明ける」(12 years a slave)、 監督賞は「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロンが目出度く受賞した。 栄光の受賞の時、壇上で手にするのが 重さ3.86グラム、高さ34センチ、金色に輝く像である。 映画関係者ならば誰しもが憧れる像、 これは世間ではオスカー(Oscar Statuette)と呼ばれている。 オスカーとは何者なのか? どうしてオスカー像と呼ばれているのだろうか? 初めてオスカーの言葉が生まれたのが1933年、第6回のとき、 主演女優賞はキャサリン・ヘップバーンが「勝利の朝」(Morning Glory)で射とめた。 (オリジナルタイトルの「Morning Glory」は朝顔の意味) このとき、映画記者のシドニー・スコルスキ-は記事に 「オスカー君はキャサリン・ヘップバーンの手に・・」と書いた。 (映画出演時のキャサリン・ヘップバーン) 何故、彼がオスカーと書いたのだろうか? 諸説ある中で有力なものはこれ! 当時、アカデミー事務局に働いていたマーガレット・へリックさんが 像を見た途端、「これ、私のオスカーおじさんにそっくり!!」 オスカーと言う名前を貰った栄光の像が その存在感を更に増したのが1989年のことだった。 前年まで、受賞が決定した時の司会者の言葉は 「And the winner is・・・・・・・」だった。 ところが1989年のときの司会者、 コメディアンのチェヴィー・チェイスはこう言った。 「And the Oscar goes to・・・・・・」。 以来、アカデミー賞の司会者の決めゼリフとして オスカーおじさんは定着していったのである。 (1989年作品賞・「ドライビング・ミス・デイジー」) 言い回しを変えた理由は アカデミーは競争ではないので 落選者を気遣ったものと言われている。 映画関係者、映画ファンならば誰でもが憧れるオスカーおじさん、 実は私もひとつ受賞している。 部屋に飾られている燦然と輝くオスカーおじさん、 孫たちがロサンジェルス土産で贈ってくれた 「Best Grandpa」像である。 Bestと言うほどの事ではないが、 アカデミー賞も番狂わせが起こることが多い。
by shige_keura
| 2014-03-07 23:53
| スポーツ
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