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英国11日間の旅 -新旧織りなす先は??-
5年ほど前の事、当時パリ在住の会社時代の親友が嘆いていた。

「パリはもはや昔のパリじゃないですよ。
 パリっ子は段々と隅に追いやられて、
 今は中国とイスラム系の人達が市を席捲しています」

昔のシャンゼリ-ゼ、モンマルトル等を知る人にとっては
今の状況を手をこまねいて見ているしか出来ないことが
堪らなく淋しく、イライラを募らせている。

ここロンドン、中心を流れるテ-ムズ河両岸、
大英帝国の威容を誇る歴史的建造物と並び
ミレニアム(2000年)及びロンドン五輪を期して作られた
ハイテク建造物が入り乱れている。

チューブと呼ばれる地下鉄、「ウエストミンスター駅」、
地上に出ると覆いかぶさるように目に入るのがビッベン(国会議事堂)、
その背後にあるのがウエストミンスター大寺院、
ウイリアム王子とキャサリン妃の結婚式が挙げられたのは記憶に新しい。
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そこから、テ-ムズのリバーサイドウオーク、
欧州の街並みはいつまでも変わらないと思ったのは間違い、
ここまでロンドンの街並みが変貌していたとは驚きである。
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対岸に否応なく目に入るのが通称「ロンドン・アイ」、
高さ135メートル、欧州最大級の観覧車である。
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ミレニアム記念で期間5年限定で作られたのだが
ロンドン観光施設として定着したので存続が決定したと言う。

天高くそびえているビルが「シャ―ド」(The Shard)、
イタリア人建築家デザインに因る超高層ビル、
地上87階建て、尖塔の先端高さが310mはEU随一である。
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ビルの名前、シャ―ドは破片の意味で
ビルの外壁8面全てが透明度の高いガラスで覆われている事が由来で、
刻々と変化する空の様子を映し出している。

イングランド国教会総本山、セントポール大聖堂、
ここで1981年チャールズ王太子とダイアナ元妃の結婚式が行われた。
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この教会を背にしてテ-ムズ河に架けられたミレニアム・ブリッジを渡る。
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橋の中ほどでのテ-ムズ河畔の景色が絶品、
青空を背景に払うか彼方にタワーブリッジが望まれる。
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橋を渡ると、2000年完成のテ-ト・モダン美術館、
建物の元を辿れば発電所なのだが、今は大規模な現代美術の常設、
特別展(今回はマチス)等多くのファンが足を運んでいる。

               (テ-ト・モダンからテ-ムズの対岸を見て)
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向かって左隣に目に入る昔ながらの芝居小屋、
その名は「グローブ座」、1598年エリザベス朝を代表する劇場で、
アカデミー賞獲得の傑作映画「恋に落ちたシェークスピア」の舞台である。
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この驚くべき新旧のミックスがいいのか悪いのか?
それは、新たな建物のセンスの良さがどれほどなものかに懸かっているだろう。

建造物は目に慣れればそれで良いのだが
ロンドン郊外に住む御婦人は淋しそうに嘆いている。

「或る程度、移民を受け入れなければいけないのは分かる。
 しかし、新たに暮らす人たちは、その国のしきたりを守るべきです。
 彼等は自分たちの流儀で全てを押し通してしまう。
 それが問題なの」

彼等とは何処の国の人たちかはおよそ見当がつくだろう。

現在の日本は問題がそこまで深刻ではないが、
やがては歴史の過程としてロンドン・パリと同じ問題が待ち受けている。
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by shige_keura | 2014-07-10 22:11 | | Comments(2)
Commented at 2014-07-11 07:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by shige_keura at 2014-07-14 08:59
サマセット・モームが言った言葉「英国で美味しいものを食べたければ朝食を三度食べれば良い」。これは、或る意味、昼食、夕食の質の悪さを皮肉ったものです。しかしながら、今は想像以上に美味しい、特にステーキが旨いので肉党には有難い。
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