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夏競馬  -1- 旅立ちの朝
競馬は秋のG1路線に突入、
「秋華賞」、「菊花賞」は既に終わったが
「天皇賞」「ジャパンカップ」「有馬記念」等
ビッグレースが暮れまで続いてゆく。

ここで時計の針を9月初旬に巻き戻して見よう。

9月6日(土)、朝8時半、私は東京駅・上越新幹線の待合室、
新潟行・「とき」を今や遅しと待ちかまえていた。

旅の目的は6年連続、今や夏の恒例となった新潟競馬を楽しむ為だ。

若干寝不足気味、発車時間までまだ40分以上もある。
ならば、もっと睡眠を取り、遅く家を出れば良いと思われるだろう。

しかし、これが出来ぬのだ。

「明日は待ちに待った新潟だ!」、
なかなか寝付けない。
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目の前には緑の芝生を疾走するサラブレッドの姿がチラチラする。
羊を数えれば眠れると昔は聞いたものだが
馬を数えても眠れたものではない。
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「新潟の夏競馬!」、それは爺の夏の遠足、
胸のたかまりを押さえることが出来ないのだ。






東京駅、週末の新幹線待合室、
家族サービス、若いカップル、中高年世代のフルムーンで一杯。

これから旅に出るのだ!リラックスしようぜ!
そんな浮き立った空気に包まれている。

中には早くも自分の旅にのめり込んでいるような人も居る。

目の前の見ず知らずの御同輩、
目はらんらん、肩を横に張って前屈み、
大相撲の制限時間いっぱいの力士もかくやと力が入っている。

「俺は行くからね! 旅に出ちゃうからね!
 昼間は観光、温泉にゆっくり浸かってからはと、
 ビールを先ず飲ってから日本酒だからね!」

1分おきに時計を眺めてにこりともしない。

俺様のお駕籠はどうした?まだ来ないんか!! 
早くも “旅ゆけばーーー”とでも唸りそうな勢いである。

華やいだ空気に馴染んでいない一団が居る。
全員黒装束に白のワイシャツとくれば説明する必要は無い。

ひそやかな会話の中身は想像がつく。

「最後にお会いしたのは何時の事でしたっけ???」
「うーん、・・・・・思い出せねーなー」
「こんな時じゃないと御親戚に合う機会ってないのね、いやーね」
「・・・・・、そ・そーだなーー」

黒と白の光景を見ているうちに私の頭は自然と競馬に向かった。

競馬は枠別に色が8色に別れてる。

1・黒、2・白、3・赤、4・青、5・黄、6・緑、7・燈、8・桃と言った具合に。
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「うーん、今日は1枠、2枠を注意しよう」
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この不謹慎な考えに天罰が下るとも知らずに
勇躍、新幹線に乗り込み稲穂が実る新潟へと向かった。
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by shige_keura | 2014-10-29 08:53 | | Comments(0)
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