12月17日(水)、予定で行けば帰京の日なのだが
風は益々強さを増してきた。 帰れるのか、どうか・・・・、 天気の事は考えても仕方がない。 ここは卯辰山下の東茶屋街、 金沢で三カ所ある茶屋街の中では最も格式高く、 今でも町の旦那衆の遊び場として健在である。 昔ながらの日本の佇まいにあるのが 評判のフレンチ、「ロベール・デュマ」である。 シェフの岩城さんは1988年から3年間、 フランスのアルザス、ブルゴーニュ等で修業、 1996年金沢の寺町に店を構えた。 その後、泉ヶ丘に移転した後、 2013年より東茶屋街で腕を振るっている。 こじんまりとした店内は心地よい空気が流れ ホッとした気分にさせられる。 最初に出てきたアミューズ、 味もさることながら洒落た器に目を奪われた。 この色合いは徳田八十吉では? 案の定、当代、4代目の徳田八十吉の手によるものだ。 4代目は八十吉初めての女性、 人間国宝であった3代目(父)の死後の重責を担っている。 先代特有の眼を奪うような色使いを踏襲しながらも 女性らしい繊細さを感じる。 肝心な料理の方も、これまた素晴らしい。 新鮮な鯛のムニエルと野菜のコンビネーション、 かぼちゃのポタージュ、濃厚なソースが味を引き立たせる子牛のロースト、 デザートのブリタ-ニュ地方の郷土菓子まで、 満足この上ないランチメニューだった。 料理雰囲気は満足なのだが、不満は天気、 一向に回復の兆しを見せていない。 これを天の恵みと、もう一泊、古都を楽しもう。
by shige_keura
| 2015-01-08 09:14
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